2022年度 コペンハーゲン大学 留学体験記

デンマーク
長期留学(2021年8月~2022年7月)
教養学部国際学科(留学時4年生)

授業内容を教えてください!

クラス人数 : 約30人
国籍割合 : デンマーク人50%、アメリカ、イギリス、オランダ、フランス、スウェーデン45%、日本、アジア圏5%
担当の先生 : デンマーク人 週により先生が変わることも多々ある
授業方法 : スライドを使い、先生が授業を進めることが多い。どの授業でも必ず、グループで自分の意見を発信する子よが求められていた。
使用教材 : 教科書は購入するが、主に先生がスライドやPDFにてリーディング課題が送られてくる。

どのようなスケジュールでしたか?

・授業時間数:15 Credits×3
・科目名:1) Analysis of Digital Media 2) Digital Strategic Communication 3) Cross – Clutural Aspects

時間土・日
9:00 – 12:00FREE
12:00 – 15:00FREE
14:00 – 17:00FREE

課外活動・研修旅行・余暇の過ごし方について教えてください。

課外活動 : デンマークの美術館や博物館、映画館などに訪問しました。
研修旅行はなかったものの、天気の良い授業日は教授やクラスメイトと、学校の外でお酒や食べ物を持ち寄り授業が行われることもありました。

余暇の過ごし方 : デンマークのメインランドに行くことがありました。普段の休日は、友達とピクニックやパーティを開催していました

実際に掛かった費用は、大体どのくらいでしたか?

項目金額(当時の日本円)
渡航費(旅行会社に支払った経費)約18~20万円
授業料以外の諸経費(教材費・課外活動・保険料等)5~10万円
私生活における諸経費(食費・交通費・洗濯費等)約10万円/1ヶ月
現地からの奨学金がある場合東海大学奨学金55万円
お土産代や個人的な買い物5~10万円/1ヶ月
その他(寮費)16万円/1ヶ月
留学に関する費用の総額約450万円

留学を通じて学んだことを教えてください!

語学力の向上について

授業中にある、グループワークやプレゼンテーションの時間で英語力の向上を特に大きく成長したと感じました。一学期はグループワークで聞くことに必死で発言をすることが苦手でしたが、二学期には、内容を理解し自分の意見を発言するまでに成長できたと感じます。実際、期末テストでのライティング、スピーキング力が目に見えて向上し、とても成長できました。

貴重だと思った体験は?

大学内の寄宿舎にはペルーやウズベキスタン、アゼルバイジャン、ベトナム、インドネシア、フィリピンなど様々な国の生徒がいるため、友達になるとその友達の文化を教えてもらうことや、今まで食べたことない料理をふるまってもらうことなど韓国という”国”に縛られない貴重な体験をしました。また、日本の小説家の村上春樹が好きだというウズベキスタンから来た大学生もおり、改めて世界に通じる日本の文学のすごさというのを感じました

苦労したことは?

第一に、語学のかべにあたりとても苦労しました。デンマークの母国語はデンマーク語であり、主要言語な国とは異なるため、メニューや表示言語がデンマーク語な場所も多々あり、生活の中で少し不便さを感じていました。友達のコミュニティでも、英語圏じゃないことがたくさんの国籍の友達と出会うきっかけになりましたが、英語を話すときのスピードや話し方が国により異なり、慣れるまでに時間がかかり、友達に毎度助けてもらった経験がしばしばあります。
 夏季、冬季で日照時間や気温が大きく異なるため、毎日の睡眠時間や身体にズレが起き、慣れるまでに時間がかかりました。特に冬季の寒い季節になると日照時間が約8時間になり、心身ともに疲れ外に出たくない時期が続き苦労しました。

楽しかったことは?

友達との異文化交流パーティや旅行、食事会など毎週定期的に開催し、とにかく楽しかった記憶で溢れています。毎日決まった時間に友達の部屋に集まりティーパーティーや映画鑑賞会などを行い、学校後の息抜きをしていました。
デンマークは夏と冬でとても寒暖差や日照時間が異なるため、季節の遊び方や料理など様々なことに挑戦する機会がありました。文化の違いを感じる日もありましたが、それも含めとてもいい経験ができました。
大学の授業では、語学の壁もありついていくのに必死でしたが、クラスメイトと意見交換や授業後に図書館で一緒に課題を行う時間がとても充実していたと感じています。新たな分野での学びは難易度が高く、課題量に困惑していましたが、その分新しい知識や経験が増えたことがとても自分の糧になりました。

宿舎(寮)は?

部屋:1部屋 1 人で使用
1人部屋なので基本的に何をするにも自分の行動次第でした。キッチンや水回りは日本のものより一回り小さくできていることが多く、工夫をして生活していました。しかし、部屋は全体的に広く、生活のしやすい環境でした。鍵がオートロックな場所だった為、慣れるまで時間がかかり、しばしば鍵を忘れロックアウトされることもありました。
洗濯機は有料なので、友達と合同で回したりと節約するために工夫していました。寮の施設は充実しており、ベランダ、コミュニティフロア、共有キッチン、映画館、ジム、卓球台なのは基本的に無料で使えていました。

派遣先でよく使った施設について教えてください。

(図書館、学生会館、スポーツ施設等)

大学内の図書館、Japanese café にも訪れてみました、ボルダリング施設、寮のコミュニティフロアが主に使っていた施設になります。
寮のコミュニティフロアや友達の部屋は毎日のように訪れ、様々な国籍の友達を交流を深めました。

専門知識の向上について

コペンハーゲン大学でデジタルメディア分野に興味を持ち、留学期間を使い新たな知識の幅を広くできました。デジタルメディアでブランドマーケティングの魅力に気づき、最終プレゼンテーションではSKIMSというブランドの企業分析・戦略について考えました。自らが興味を持ったブランドの戦略を学んでいると、苦手な専門用語でも楽しく学ぶことができ、興味・知識の幅も広がりました。

自己成長について

日本語で友達を作ることや、コミュニケーションをとることがどれだけ簡単だったか、言語に頼っていたかを痛感しました。初めて行く土地で、一人も知り合いがいないことで初めはとても不安やストレスを感じることがありました。寮の外へ飛び出し人がいればとにかく声をかけるという、ある意味強硬手段に出たことで新たな友達の幅が広がったように思います。街や寮で歩いていると知り合いや友達が話しかけてくれるようになるまで粘り強く声をかけ続ける、努力や忍耐力が養われたと思います。

留学を考えている方へアドバイスをお願いします!

自らが積極的に行動することで留学生活の充実さがとても変わると思うので、何事にも挑戦だと思い積極的に行動してみてください。
語学の壁にぶつかった時は、机に向かい語学勉強に励むこと以外のことに目を向けてみて、息抜きすることで自然と乗り越えられる時があるかと思うので、思いつめすぎないようにただ楽しむ時間も大切にしてみてください。


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