「JENESYS2018」の活動でカンボジアの選手団が水泳部の練習に参加しました

湘南キャンパスの水泳部が9月26日、15号館プールで対日理解促進交流プログラム「JENESYS2018 ASEAN招へい第3陣 スポーツ交流(水泳)」で東京都と徳島県に派遣されている競泳のカンボジア代表選手団20名との合同練習を行いました。JENESYSは外務省が推進するプログラムで、日本とASEAN諸国、東ティモールの間で、対外発信力を有し将来を担う人材を相互に派遣し、政治、経済、社会、文化、歴史、外交政策などに関する対日理解の促進を図るとともに、参加者が日本の魅力などを発信することで外交基盤を拡充させることを目的としています。今回の取り組みは、教養学部国際学科の卒業生で水泳部出身の生山咲さんが現在カンボジア水泳連盟に所属し、代表チームのヘッドコーチを務めていることから実現しました。

当日は、加藤健志部長兼ヘッドコーチ(スポーツ医科学研究所准教授)の指導の下、基礎的な陸上での筋力トレーニングとプールでの練習を実施。選手たちはさまざまな泳法の練習に臨み、加藤部長や水泳部の部員が水の掻き方や腕の回し方など細かな点までアドバイスすると、生山さんがカンボジアの選手に通訳し、言葉の壁をこえて練習に打ち込みました。

加藤部長は、「水泳を通じて国と国がつながることができてうれしく思います。また、教え子が海外で指導しているのはとても誇らしいことです。指導者の育成も我々の使命だと思っているので、これからも協力していきたい」と笑顔で語りました。生山さんは、「昨年も2名のカンボジア人選手を連れて練習に参加させてもらったのですが、いつかは自分が指導しているチームを加藤監督に見てもらいと思っていたので、今回JENESYSのプログラムで実現できてうれしく感じています」と話していました。

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