「ヤーコンサミット」は、地域特産の農作物「ヤーコン」の普及や研究を目的に、農家を含む産官学が連携して全国各地で定期的に開催される講演会・研究会です。
ヤーコンは南米アンデス高地原産のキク科の植物で、日本には1984-1985年頃に導入されました。ジャガイモやトマトなどと比べて歴史が浅く、特に冷涼な地域で栽培される希少な作物です。その塊根には、消化されにくいフラクトオリゴ糖が豊富に含まれ、甘味のある健康食材として注目されています。
東海大学農学部では、熊本県内でヤーコンの系統維持や品種改良、栽培法の研究を続けています。また、熊本県菊池市との交流協定書に基づく連携事業を通じた交流、茎葉の健康食品や家畜飼料としての利用も進めています。今回は、農学部の拠点である阿蘇くまもと臨空キャンパスで「くまもとヤーコンサミット2024」を開催します。
講演会の参加は無料ですので、興味のある方はぜひご参加ください。
日 時:2024年10月5日(土)13:00-16:30
場 所:東海大学農学部 阿蘇くまもと臨空キャンパス(〒861-2205 熊本県上益城郡杉堂871-12) 2A203大教室
講演会:参加費無料
演題(敬称略)
1. 「熊本におけるヤーコンの栽培、研究に関する報告」 松田靖(東海大学)
2. 「ヤーコンにおける突然変異育種の展開」 赤城正崇(東海大学)
3. 「ヤーコン葉におけるポリフェノール含量と抗酸化作用について」 上田裕人(尚絅大学)
4. 「ヤーコン等未利用資源を活用した機能性飼料の開発」 椛田聖孝(東海大学)
5. 「菊池市におけるヤーコンに関する取り組み」 山下祐一郎(菊池市役所)
(一部タイトルの変更あり)