静岡キャンパスで「東海大学探検」を開催しました

静岡キャンパスで6月7日に、地域の子どもたちを対象にした「東海大学探検」を開催しました。このイベントは、静岡市清水区にある興津生涯学習交流館が主催する水生生物に関する講義とキャンパスの見学を通して、地域の子どもたちに海や海洋学の魅力を知ってもらいたいと開いたものです。今回は、小学生と中学生、その保護者を合わせて約30名が参加しました。

当日は初めに、海洋学部水産学科の松浦弘行准教授が「プランクトン この子、誰の子」をテーマに水中生物の特徴や種類を説明。「海の生き物は卵から生まれるので、幼体は親の大きさと比べてとても小さいです。姿が変わりながら成長していきます」と解説し、さまざまな水生生物の幼体の写真を見せると、「ミノカサゴみたいな見た目」「イカだと思います!」と子どもたちがクイズ形式のように挙手して回答しました。松浦准教授は、「興味のある子は頑張って勉強をして、ぜひトップレベルの研究者になってください」とエールを送りました。続いて、静岡カレッジオフィスの職員が「水圧実験」と題して、発泡スチロールでできたコップを水圧実験器に入れて変化する様子を披露。さらに展示室TOKATENや操船シミュレータ室、水産飼育実験室といった各施設の見学も行いました。操船シミュレータ室での操船体験は、静岡カレッジオフィスの技術員がサポートし、時間や天候、他の船がいる場面など、さまざまな状況下での操船を体験しました。

参加した子どもたちは、「海の生き物が好きなので、たくさんの魚が見られて面白かった」「船の操縦は難しかったけど楽しかった」と笑顔を見せ、保護者からは、「生き生きとした表情の子どもが見られて、参加してよかった」といった感想が寄せられました。