渋谷学生会の学生が「渋谷おとなりサンデー」の運営に協力しました

渋谷学生会特別業務企画運営委員会の学生が、6月5日に渋谷校舎で「渋谷おとなりサンデー」の運営に協力しました。同イベントは、渋谷区がフランス・パリの「隣人祭り」をヒントに企画したもので、「普段話す機会が少ない近隣の人と顔見知りになる日」として、2017年から毎年6月の第1日曜に区内各所で実施されています。当日は本校舎正門内広場を会場に、特設ステージで開会式が行われ、観光学部の学生らが中心となって「縁日コーナー」を運営しました。

開会式では、開会に先立って長谷部健区長が登壇し、「地域がつながることは生活をより豊かにしてくれます。また、近所や知り合いが増えることで、新たな発見などがあればと思い、このイベントを始めました」と話した後、渋谷区議会の斎藤竜一議長と富ヶ谷2丁目町会の渡邊貴司会長があいさつ。最後に、観光学部の遠藤晃弘講師が「コロナ禍になってから、この校舎が地域の皆さんに解放されたのは初めてのことです。学生たちも最近まで遠隔授業が続いたため地域交流ができていなかったので、皆さんだけでなく学生にとっても貴重な1日になると思います。このイベントをきっかけに、今後も渋谷を舞台としたさまざまな活動を展開できることを楽しみにしています」と期待を語りました。その後は、Bリーグ・サンロッカーズ渋谷のチアリーダー「サンロッカーガールズ」によるパーフォーマンスに続いて、開会宣言が行われました。

会場では、学生たちが「縁日コーナー」を運営。フリスビーを使ったストラックアウトや輪投げ、NPO法人わたしのがんnetと合同でうちわ工作を楽しむブースを設置し、それぞれのブースでは、学生が子どもたちと気さくに話しながら交流しました。縁日コーナーの代表を務めた鈴木あいかさん(観光学部4年次生)は「小学生以下のお子さんが来られると聞いていたので、体を使って楽しめる企画を選びました。また、来場されたときに子どもたちに危険がないように、導線を念入りに考えました。コロナ禍で地域との交流が約2年間なかったので、準備段階でどれくらいの人がきてくれるのか想像がつかなかったのですが、思っていた以上に盛況でよかったです」と話していました。

さらに、遠藤講師の研究室に所属する松﨑美久さん(同)が、富ヶ谷2丁目で暮らす住民にインタビューして歴史やグルメ紹介など地域理解を深める内容にまとめた「富ヶ谷2丁目マップ」も来場者に配布されました。「渋谷校舎に通っていますが、コロナ禍の影響などで大学周辺のことを知る機会はありませんでした。今回、インタビューを通して私自身も富ヶ谷の魅力を知ることができました。大人だけでなく、子どもも楽しめるようにスタンプラリーを入れるなど工夫を凝らしています。喜んでもらえるか不安もありましたが、来場された方々がマップを手にしている姿を見ることができてとてもうれしかった」と笑顔で語りました。