
湘南キャンパスで9月4日に、大規模地震を想定した防災訓練を実施しました。東日本大震災など各地で地震による大規模災害が発生していることを受けて、平塚市危険物安全協会Gブロックとの合同訓練として学長室総務・地域連携担当が企画・運営しているものです。今回は教職員や本キャンパス内の業務に従事する関連企業の社員、Gブロック加盟企業の社員ら合わせて約100名が参加しました。
参加者は初めに本キャンパス1号館3階の教室に集合し、第1部として防災意識の向上に向けた研修を実施。まず学長室(総務・地域連携担当)の田島和枝課長があいさつし、「能登半島地震、宮崎県日向灘を震源とする地震、大雨や台風と、日本各地でさまざまな被害が発生しています。発生の切迫性が指摘されている大規模地震に備えて、自分の身は自分で守ることを意識し、日ごろから備えておかなくてはなりません」と呼びかけました。続いて、2022年度まで横浜市消防局に務めていた学長室総務・地域連携担当の佐々木優さんが「防災意識の向上について」と題して講義し、近年の大規模災害を振り返ると共に、地震が起きた際の身の守り方や避難時の注意点、備蓄の必要性などについて語りました。
その後、第2部として参加者は3グループに分かれ、ALSOK(アルソック)株式会社のスタッフからAEDの使用方法を学ぶ救急講習や、平塚市消防本部から担当者を招いた屋内消火栓の取り扱い訓練、煙体験防災訓練に臨みました。第3部では首都直下地震をシミュレーションした映像を視聴した後、地震が起きたと想定して参加者は身の安全を図り、建物内で考えられる危険要因などについて説明を受けながら、教職員の誘導で電気の消えた暗い廊下や階段を歩いて1号館1階の中央フロアへと避難しました。
最後に責任者を務めた学長室の村田信一部長が講評し、「学生の安全確保のためにカレッジ単位での防災訓練も計画していますが、参加者の皆さんにはぜひそれぞれの職場で、事前にできることやリスクなどについて話し合っていただき、この経験を共有して今後の備えにつなげてください」と話しました。


