TOKAIグローカルフェスタ2025を開催しました

湘南キャンパスで10月11日に、「TOKAIグローカルフェスタ2025」を開催しました。神奈川県平塚市、秦野市、伊勢原市、中井町、北海道根室市の後援を受け、大学を市民に開放するイベントです。8回目の開催となる今回も各学部学科やセンター、自治体が多彩なプログラムを用意。高校生向けのオープンキャンパスも同時開催され、約2100名が来場しました。

今年は平塚市と東海大学の交流提携40周年を迎えることから、記念事業の一環として教養学部芸術学科が同市の農産物PRキャラクター「ベジ太」をメインとした企画「わっしょい!ワンワン!ベジ太まつり」を1号館で開催。同学科の卒業生がデザインしたベジ太をモチーフにしたさまざまな企画を用意し、1号館前には森田倖妃さん(3年次生)がデザインしたベジ太のカプセルトイマシーンを設置して、子どもたちから好評を博しました。他にも、農産物を的にした輪投げや小田原市の木材を使ったプルトイ作りも実施。森田さんは、「ベジ太が背負っているナスやトマトといった野菜は平塚市の特産品。今回の企画やカプセルトイを機に、美味しい野菜が獲れる地域の魅力も知ってもらえたら」と話していました。

噴水前にテントを設営した「デフリンピック日本代表を手話で応援!」のブースでは、11月に初めて東京で開催される聴覚障がい者のスポーツ大会「デフリンピック」に出場する東海大学在学、卒業選手のパネルを掲示。制作した手話サークル「湘南サインフレンズ」のメンバーが、来場者に競技の見所や魅力を紹介するとともに、五十音を表す指文字やデフリンピックの応援に使える拍手など簡単な手話を教えました。来場者からは、「東海大はスポーツが盛んなことは知っていましたが、デフリンピックでも8選手が出場すると聞いて驚きました」「デフリンピックについて詳しく知らなかったので勉強になりました。応援します」といった声が聞かれました。

また、今年は文学部、文化社会学部と情報技術センターが初出展。文化社会学部広報メディア学科の学生有志による「広報メディア学科 新ラジオスタジオ開局記念事業」では、8月に新設した3号館4階のスタジオで来場者がラジオDJを体験しました。学生がラジオMCとミキサーを担当し、来場者はフリートーク形式で学生と話したほか、グローカルフェスタの企画を紹介するニュースの台本を読み上げました。収録の様子は、14号館で行った同学科のオープンキャンパス会場で生放送しました。参加した小学生は、「普段からラジオを聴いているので、実際にラジオDJを体験できてうれしかった。貴重な経験ができました」と笑顔を見せていました。

19号館では情報技術センターが「地球を学ぶ」をテーマに、人工衛星から撮影された地球の画像を使ったミニ地球儀づくりのワークショップを開催。多くの親子連れでにぎわいました。参加者は大きなモニターに映し出された地球の衛星画像を見ながら、シールに印刷された地球の分割写真をカラーボールに丁寧に張り付け、ミニ地球儀が完成すると子どもたちから歓声がわきました。参加者たちは、「切り抜くのは難しかったけれど楽しかった」「これからテレビなどで衛星画像を見るときに、今日の体験を思い出します」と語っていました。

ほかにも国際交流や科学、防災、芸術、スポーツなど、さまざまなテーマの企画がキャンパス各地で行われたほか、自治体による飲食ブースや特産品の販売などを行う「湘南マルシェ」も人気を博しました。本イベントの実行委員長を務めたウェルビーイングカレッジオフィスの大高康児課長は、「あいにくの雨でしたが、学生や教職員、自治体の方々による企画のおかげで多くの方に楽しんでいただくことができました。毎年恒例のイベントとして地域に根付き、年々企画の出展数も増えているので、来年度以降も末永く続くイベントとなることを願っています」と話していました。

※当日実施されたプログラムはこちらのページよりご覧いただけます。