エコツーリズム研究会の学生が「駅長おすすめのJR九州ウォーキング」に協力しました

熊本キャンパスで活動するエコツーリズム研究会の学生たちが10月12日に、熊本駅からスタートする「駅長おすすめのJR九州ウォーキング2025年秋編」に協力しました。このイベントは、駅長と地元住民が共につくり上げたコースを歩く催しです。九州キャンパス(熊本・阿蘇くまもと臨空キャンパス)が九州旅客鉄道株式会社(JR九州)熊本支社による「駅のにぎわいづくりパートナー校」に認定されたことを受けて、「東海大生考案!熊本城と城下町の水の恵みを巡る、熊本まち歩きツアー」と題したコースが実現しました。

本研究会の学生たちは、小林寛子客員教授の指導のもと、熊本の誇る「名水」と「歴史」をキーワードに熊本の魅力を堪能するツアーを考案。グループに分かれてルートを決め、本研究会内でのプレゼンテーションを経て候補地を決め、ツアーリーダーの柴田芽依さん(文理融合学部3年次生)を中心に何度も現地を訪れてルートの改良を重ねてきました。当日は、熊本駅前の受付に並んだ約150名の参加者に向けて、学生たちがコースの概要や先着100名に熊本城の形をしたペットボトルをプレゼントするスタンプラリーについて説明。スタート後は、民謡『おてもやん』の作詞・作曲・振付を手がけた永田いねの像がある「おてもやん永田いねパーク」や、坪井川にかかる「明八橋」、「あんたがたどこさ」の歌詞で知られる『肥後手まり唄』に出てくる「せんば山のたぬき像」などの前に立って解説しました。熊本城にある「桜馬場 城彩苑」までの約4kmのコースを歩き切った参加者は、「県内在住ですが、知らないスポットが多く、普段は車で通過するだけの場所もじっくり見ることができました。学生たちの説明も丁寧で、とても勉強になりました」と話していました。

ツアーには500名を超える参加があり、JR九州熊本支社の大坂果林さん(営業運輸課)は、「これまでのツアーとは一味違った観光に特化したコースが完成し、学生たちに案内してもらうことでお客さんも楽しめたのでは」とコメント。明八橋で説明も担当した副リーダーの野﨑惟心さん(農学部2年次生)は、「自分たちが考えたツアーを実際にお客さんが歩いてくださり感慨深い。県内外の人に熊本の魅力を再発見してもらうツアーになったと感じています」と話しました。指導した小林客員教授は、「自分たちで何度もコースを歩き、安全性も考慮しながら改良を重ね、ポイントの解説を入れたスタンプカードや地図も学生が手作りしました。JR九州の方々にも指導していただき、こうして形にできたことはとてもいい勉強になったと思います」と話していました。