各キャンパスの建学祭で灯される「建学の火」の採火式を行いました

静岡キャンパスで10月11日に、11月に各キャンパスで開かれる建学祭で灯す「建学の火」の採火式を行いました。「建学の火」は、本学の前身である航空科学専門学校が1943年に清水市三保(当時)で開校した当時、鉄舟寺(静岡市清水区)の一部を物理科の学生寮として使用していたことから、本学とゆかりの深い同寺で採火されています。静岡キャンパスでの式典は、全国に広がるキャンパスの学生が集い、交流を深めるとともに、建学祭に向けて結束を強めることを目的としています。

当日は、第4回静岡キャンパス建学祭実行委員長の石川遼さん(海洋学部2年次生)をはじめとする3名が鉄舟寺を訪問。世永天山住職が読経で清めた灯明を持参のランタンに受け取り、キャンパスまで持ち帰りました。夕刻から行われた採火式には、品川・湘南・伊勢原・静岡・熊本・札幌※の6キャンパスから集まった建学祭実行委員会や学生会の代表者、教職員、同窓会・後援会・自治会役員ら多数が出席しました。川﨑一平副学長(静岡キャンパス担当・人文学部教授)が学園を代表して「神聖な火とともに、学園の歴史や建学の精神を各キャンパスに持ち帰り、伝統をつないでほしい」と呼びかけました。このほか、東海大学静岡県同窓会や折戸地区連合自治会の関係者から祝辞が寄せられ、各キャンパスの代表学生が順にランタンへ火を受け取りました。式典を締めくくるにあたり、今後各キャンパスの建学祭が無事に開催されることを祝して関係者による鏡開きも行われました。

式典の準備や運営の中心を担った石川さんは、「鉄舟寺の関係者の皆さまには、昨年8月に発生した土砂崩れからの復興を目指す中、今年もご協力いただき心から感謝しています。無事に全国のキャンパスへ建学の火が届き安心すると同時に、建学祭本番に向けて気が引き締まる1日になりました」と笑顔で語っていました。

※札幌キャンパスの建学祭は6月に開催しています。