
文理融合学部経営学科の濱田健司教授のゼミが6月30日に熊本キャンパスで、「農福マルシェ」をNPO法人熊本福祉会・熊本県農福連携協議会との共催により開催しました。農福連携は障がい者が農業分野で活躍することで自信や生きがいを持って社会参画を促す取り組みです。濱田教授のゼミでは、熊本福祉会が運営する事業所で障がい者が生産した農産物などを販売することで、一般の方や学生、教職員に農福連携への理解を深めてもらうためにキャンパス内や各種イベントで販売会を実施しています。
ゼミ生たちは5月に熊本福祉会が運営する事業所を訪れ、障がい者の方々と共に農作業を体験。仕入れ値や販売価格についてはオンラインで打ち合わせを重ねてきました。溝田健人さん(文理融合学部3年次生)がポスターや販売用のポップも制作し、濱田教授の担当する授業でマルシェの告知もするなど、集客にも力を入れてきました。当日は、ニンジンやジャガイモのほか、ミニトマトのつかみ取り、クリームパン、デコポンジュースの炭酸割りといった熊本福祉会の商品に加え、高橋利旺さん(同)が前日から仕込んだ水出しコーヒーも販売しました。学生たちからは、「商品だけでなく、氷やカップ、ストローといった資材の仕入れや価格設定、当日の販売まで幅広く体験し、価格交渉や呼び込みの難しさを感じました」「売値の設定や仕入れ値の交渉は初めてだったので分からないことが多く、結果として利益は生み出せましたが、次回はもう少し調整したい」「現金を持っていない学生もいたので、スマートフォンによるキャッシュレス決済も検討したい」といった声が聞かれました。
濱田教授は、「値付けをするときにお客さんが買いやすい金額や、おつりの計算がしやすい金額を考え、何個ずつ袋詰めするか、そのための作業費はどうするかなどさまざまなことを考え、消費者の立場では気づかない経験ができ、学びの機会になったと感じています。商品を売るという経営の基本を体験したことで、在学中の起業や将来について考えるきっかけになれば」と話していました。なお、濱田教授のゼミでは11月7日、8日に熊本県西原村の俵山交流館萌の里で開催されるマルシェに出展する予定です。




