熊本キャンパスの学生によるチャレンジセンター「熊本地域プロデュースプロジェクト」(熊プロ)が1月17日、熊本県御船町を巡るツアー「家族でつながるイナカ体験~もっちりおもちでほっこり気分~」を初めて開催しました。熊プロは地域に密着して観光資源をPRすることなどを目標に活動しており、このツアーは昨年11月ごろから企画してきたものです。御船町観光交流推進課、御船町商工会、水越地区まちづくり協議会などの協力を得て、熊本市内の幼稚園児と小学生、その保護者ら11名が参加しました。
午前中はメンバーが参加者を先導し、御船町恐竜博物館を訪ねた後に町内を散策。江戸時代末期に御船町の豪商として知られた林田能寛の生家であり、昭和中期ごろの御船町の面影を残す観光施設「街中ギャラリー」を見学し、建物内で水越地区まちづくり協議会の方々が手づくりした弁当の昼食をとりました。また、御船町商工会の福味総一郎会長から、同町の5人の先哲として語り継がれている林田、増永三左衛門らを紙芝居でご紹介いただきました。午後には同ギャラリーの広場で餅つきを行い、丸めた餅にアンコなどをつけて味わった後、御船町観光交流センターに足を運び、御船町の四季を紹介した写真などを鑑賞しました。
メンバーの岡田善貴さん(経営学部観光ビジネス学科2年次生)は、「町中を巡るこのような催しに携わったのは初めてで、下見など事前の準備が大変でした。 しかし、参加した方たちから”盛りだくさんな内容でとてもおもしろかった”といった声が聞けて疲れが吹き飛びました。御船町の観光スポットである恐竜博物館にちなんで、恐竜の着ぐるみを着て案内したことが、思いのほか好評でした。この経験を生かし、次回はもっと多くの方が楽しめるツアーを企画したいです」 と話しました。