熊本・阿蘇両キャンパスの学生による第22回白川調査を実施しました

熊本キャンパス(経営学部、基盤工学部、総合経営学部、産業工学部)と阿蘇キャンパス(農学部)の学生が合同で10月11日に、「第22回白川調査」を実施しました。地域の河川について調べる毎年恒例のイベントに、今年は両キャンパスから約100名が参加。20カ所のポイントに分かれて調査に取り組みました。

白川調査は、阿蘇山中から熊本市内を経て有明海に流れ、両キャンパスの近くを通る「白川」の水質や水量などを調べるもので、1994年度に2回開催して以降、毎年1回ずつ実施してきました。今回は水質調査を通じて、熊本、阿蘇両キャンパスの学生間の交流をより深めるとともに、観光や経済など幅広い視野から地域の資源である白川について考える機会としようと、学生の課外活動の取りまとめ役である学生会代議員会が企画。両キャンパスの学生混成のグループに分かれて各地点の水温や流量、酸性度を計測したほか、フッ素や鉄分の含有量や昆虫の生息状況なども調べました。調査したデータは、手元の記録用紙に記入したほか、基盤工学部電気電子情報工学科の村上祐治教授が学生とともに新たに作製したインターネット上の情報共有サイト「白川調査データ管理システム」に記録しました。

調査の様子は、九州キャンパス(熊本、阿蘇両キャンパス)の学生支援プロジェクトに採択され、キャンパスのPR映像制作を進めている「熊本PRプロジェクト」が、空撮用のラジコンヘリやビデオカメラを使って記録。熊本キャンパスの学生が中心となって組織しているチャレンジセンター・ユニークプロジェクトの「水資源調査プロジェクト」が取りまとめ、解析した今回の調査結果とともに、11月1日から行われる建学祭「東熊祭」で発表する予定です。

水資源プロジェクト学生リーダーで、今回の調査の企画・運営を担当した代議員会委員の両澤光平さん(経営学部2年次生)は、「今回も多くの学生が参加してくれたことをうれしく思います。水質を調べるだけではなく、観光や経営学、農学など参加者が普段学んでいるそれぞれの専門分野から白川を見つめなおし、その成果を発信することで地域にも貢献できる活動にしたいとの思いから、今回は新しい取り組みにも挑戦しました。今後は結果をしっかり分析し、東熊祭での発表につなげたいと思います」と語りました。また熊本PRプロジェクトの島津貴大さん(産業工学部3年次生)は、「調査の様子を記録する中で、熊本県の自然の豊かさとその環境で学べていることのありがたさを改めて感じることができました。プロジェクトではこれまでも両キャンパスの風景などを折々に撮影しており、東熊祭では撮りためた映像をひとつにまとめ、九州キャンパスの魅力を多くの人に感じてもらえるような作品を発表したいと計画しています」と話しています。

「白川調査」ホームページ
http://www2.kuma.u-tokai.ac.jp/~shirakawa-chousa/

熊本・阿蘇両キャンパスの学生による第22回白川調査を実施しました

熊本・阿蘇両キャンパスの学生による第22回白川調査を実施しました