「モニター農家リレー模擬授業」を実施しました

農学部では7月8日に、「モニター農家リレー模擬授業」を阿蘇キャンパスで開催しました。モニター農家制度は、地域農業の持つ問題点や現状を大学の研究課題として取り上げ、その成果を社会に還元することを目的としています。模擬授業は、モニター農家会員の属する作物部会、園芸部会、畜産部会のいずれかの部会から講師を招き、体験談などを講演していただくもの。学生や教員ら約20名が参加しました。

当日は作物部会の井信行氏(阿蘇環境デザイン策定委員会委員、熊本地域づくり推進協議会会長など歴任)が、「村に生きる―未来モデルとしての阿蘇の生活文化を世界にアピールしよう―」をテーマに講演しました。井氏は、熊本県産山村で約60年にわたって農業に携わってきた経験から、阿蘇の高原での放牧と休耕田を活用した飼料の生産方法などについて解説。阿蘇の自然と地域の伝統を、次の世代に引き継ぐ重要性について語りました。

「モニター農家リレー模擬授業」を実施しました