「軟石を探せ! バスツアー」を実施しました

札幌キャンパスでは10月11日に、札幌の歴史的建築資材について学ぶ「軟石を探せ! バスツアー」を実施しました。これは、本学が文部科学省の平成25 年「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」の採択を受けて取り組んでいる「To-Collaboプログラム」の一環で行ったものです。同ツアーは、 本学の研究者による地域貢献活動の支援を目的とした「地域志向教育研究経費」に採択され、観光学部長の松本亮三教授を中心に国際文化学部の吉村卓也学部長 らが参画して進めている研究プロジェクト「広域観光のディスティネーション・マネジメントを通じた地域振興」の活動として実施。北海道の開拓時代から建築 用資材として広く用いられてきた軟石の文化を紹介するとともに、地域の活性化や新たなビジネスの可能性を考えることを目的に辻石材工業株式会社や札幌軟石 文化を語る会と協力して企画し、市民ら約30名が参加しました。

ツアーでは、軟石の採掘跡地にある市内の藻南公園や石山緑地を見学した後、軟石を使って建造されている札幌市資料館、日本基督教団教会などの建築について ガイドの説明を聞きながら巡ったほか、辻石材工業では加工の現場を訪れ、採掘場での端材採集も体験しました。参加者からは「職人さんが石の表面に模様を付 けていく様子をみて、技術力の高さに驚きました。また、古い家屋の塀などに広く軟石が使われていることも確認でき、あらためて魅力を発見することができま した」といった感想が聞かれました。

なお今後は、11月16日(日)に北海道の軟石文化に関するセミナーを、来年1月17日(土)には端材を使ったアート制作体験教室を開く予定です。

「軟石を探せ! バスツアー」を実施しました