海外の柔道指導者を育成するコーチング研修会に協力しました

海外の柔道指導者を育成するコーチング研修会に協力しました

体育学部では11月9日から12月9日まで湘南キャンパスで行われた柔道のコーチング研修会に協力しました。東海大学副学長で体育学部の山下泰裕教授が理 事長を務めるNPO法人「柔道ソリダリティー」の主催で、2020年の東京オリンピックに多くの国や地域から選手が出場できるように、世界各国のコーチを 育成しようと実施されたものです。

参加したのはタンザニア、コートジボワール、パレスチナ、ラオス、イスラエル、中国、グアム、アメリカの8名の指導者です。湘南キャンパスの柔道場をメイ ン会場に、武道学科の光本健次教授らが柔道の実技を指導したほか、競技スポーツ学科の花岡美智子講師によるけが予防のテーピングについての講義や、武道学 科の吉村哲夫教授による剣道の講義も行いました。また、柔道が生まれた日本の文化や歴史を知ってもらおうと1泊2日で京都と広島を訪れたほか、東京体育館 で行われた柔道の世界大会「グランドスラム東京2014」も視察しました。

参加者たちは、「礼儀や作法を大切にする日本の柔道に触れてみたかった」「子どもたちに教えるための技術を学び、母国の柔道を発展させたいと思って参加し ました」「日本の柔道は強いので、皆幼いころから得意な人ばかりなのだと思っていましたが、実際はそうではなく、努力をしているのだとわかった」といった 声が聞かれました。光本教授は、「山下教授の掲げる”柔道を通した世界平和”に少しでも貢献できればと思い、指導にあたりました。柔道の技術だけでなく、 選手を育成する上で知っておかなければならないことを学び、少しでもそれぞれの国に還元してもらえれば」と話していました。

海外の柔道指導者を育成するコーチング研修会に協力しました