To-Collaboプログラムの「地域連携講座」で学生が講師を担当しました

To-Collaboプログラムの「地域連携講座」で学生が講師を担当しました

湘南キャンパスの最寄り駅である小田急線東海大学前駅南口の東海大学サテライトオフィス地域交流センターで、6月18日から「地域連携講座」を開講してい ます。これは文部科学省の「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」に採択された本学の地域連携活動の取り組み「To-Collaboプログラム」を 推進するために新たに企画したものです。これまでに4回の講座を開講しており、教養学部や文学部、課程資格教育センターなど湘南キャンパスの教員らが講師 を務め、「入門!オールドレンズで楽しむデジタルカメラ」「VIVA!土いじり!!」など個性豊かな講座を展開。多様な専門分野を持つ教員が”大学の知” をわかりやすく伝えることで、地域と大学の交流とさらなる地域の活性化を目指しています。

7月18日に実施された文学部アジア文明学科の山花京子准教授による6回シリーズ「入門!『古代エジプト』文明~鈴木コレクションに見る古代世界~」の第 2回には、地域住民ら15名が参加。山花准教授の指導のもと、「パピルス修復プロジェクト」に携わっている学生たちが、企画、準備から当日の講師までのす べてを担当しました。学生たちはこの講座のために制作した資料を用いながら、古代エジプトの時代背景やパピルス文書修復プロジェクトについて解説。その 後、参加者たちは3班に分かれて学生の指南を受けながら、現代に作られたパピルスを使って修復作業を体験しました。学生たちは参加者らと積極的にコミュニ ケーションをとりながら、修復のコツや注意するポイントなどを説明しました。また、講座では東海大学が収蔵する古代エジプトの遺物の一部も公開され、参加 者が手にとって眺める場面もありました。

参加者からは、「パピルスの修復など、ほかではできない体験で面白かった。大学がこのような講座を開いてくれるのは大歓迎です」「大切な歴史的遺物にふれ る事ができて感激しました。古代エジプトにますます興味がわき、次回も参加したいと思います」との声が寄せられました。企画した学生は、「最初はうまくコ ミュニケーションがとれるか心配でしたが皆さんに楽しんでいただけてよかったです。準備は大変でしたが、自分たちの活動を発信するよい機会でした」「自分 たちは専門的に学んでいるというおごりがありましたが、皆さんからの質問の答えに窮することもありました。もっと勉強しなければと意欲がわきました」と話 しています。なお、地域連携講座は今後も順次開講していく予定です。

To-Collaboプログラムの「地域連携講座」で学生が講師を担当しました

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