工学部では6月16日から7月24日まで、タイ・モンクット王トンブリー工科大学(KMUTT)の学生を対象にしたラボ・トレーニングプログラムを実施し ました。これは、KMUTTと本学部の協定にもとづいて毎年行っているもので、今年度は機械工学科と精密工学科で4名の学生を受け入れました。
滞在中、学生たちは各学科の教員が用意したプログラムに基づいて実験用機器の使い方やデータの読み取り方などを実習。精密工学科の槌谷和義教授の研究室で は、材料の結晶構造や強度を計測する機器の使い方や、材料加工技術の一つであるスパッタリングの原理を学ぶ研修を行いました。また日本文化に触れてもらお うと、休日には近隣の温泉や明治神宮などへの小旅行も行い、研究室に所属する学生との交流も深めました。
参加したスパナット・チュムナンワットさん(3年)は「先生方や学生が家族的な雰囲気の中で丁寧に指導していただき、大変有意義な時間を過ごせました。1 カ月と短期間に充実したプログラムを経験する中で、時間を大切にし、細かいことでもおろそかにせず注意深く学ぶことの大切さを、身をもって学ぶ機会にもな りました。今回学んだことを帰国後も生かしていきたい」と語っています。