日本語スピーチコンテストを実施しました

日本語スピーチコンテストを実施しました

東海大学国際教育センターでは7月7日に、「2014年度春学期日本語スピーチコンテスト」を湘南キャンパス8号館で開催しました。このコンテストは、留 学生に日本語学習の成果を発表してもらうため、春学期と秋学期に毎年実施しているものです。当日は、別科日本語研修課程の学生と学部留学生課程日本語1を 受講している約150名の学生の中から、予選を通過した8名が出場しました。

出場者は会場に集まった留学生と教職員ら約100名の前で、日本での生活で感じたことなど自由なテーマで5分間のスピーチを実施。本センターの教員が「言 語的表現」「非言語的表現」「内容」「構成」「全体の印象」の5項目について審査し、最優秀賞にはロシア出身のエゴロワ・アリヤさん(別科日本語研修課程 1クラス)が選ばれました。

「ご馳走様」をテーマにスピーチしたエゴロワさんは、日本人が料理に深い関心を持っていることに注目し、その理由を「食べ物に対するこだわりが強いからで はないか」と分析。「日本人は料理を作った人への感謝を込めて、食べる前に”いただきます”と言い、食べ終わったら”ごちそうさま”と言います。食べ物を 大切にする気持ちが、料理へのこだわりにつながっているのだと思います」と熱弁をふるいました。今回の受賞についてエゴロワさんは、「最優秀賞をいただい てとてもうれしく思います。スピーチコンテストではテーマも話し方も大切。昨年の秋の大会に参加した経験を生かして、聞く人に興味を持ってもらえるように 内容や表現を工夫しました」とコメント。また、「将来は日本とロシアの橋渡しをするような仕事をしたいと考えています。ロシアに帰国しても日本語と日本史 の勉強を続けたい」と今後の抱負を語りました。

最後に本センターの北村よう准教授が、「スピーチで大切なのは、聞いている人に話の趣旨をしっかりと伝えることです。今回は、具体的な経験をもとに全体の 流れを考えた説得力のある内容が多く、また、どの出場者も表情や身振り、手振りにまで配慮していて、聞き応えがありました。今回の出場者のよいと思ったと ころを参考にして、秋のスピーチコンテストにもぜひ参加してください」と講評しました。

【表彰結果】
◆最優秀賞
「ご馳走様」
エゴロワ・アリヤさん(別科日本語研修課程1クラス)
◆優秀賞
「現在を楽しめ」
イ・ジョンウクさん(別科日本語研修課程1クラス)
◆努力賞
「我が道を行け」
ユ コイさん(別科日本語研修課程3クラス)

日本語スピーチコンテストを実施しました