新たに開設した「次世代アクティブ・ラーニング教室」で模擬授業を行いました

新たに開設した「次世代アクティブ・ラーニング教室」で模擬授業を行いました

東海大学では3月上旬、湘南キャンパスの14号館と16号館に「次世代アクティブ・ラーニング教室」を開設しました。本学は、建学の精神に基づいた教育理 念に掲げる「東海大学が育成する4つの力」の中の一つである「自ら考える力」を育成するため、アクティブ・ラーニングとディープ・ラーニングを融合した授 業を支援するために同教室を整備しました。ディスカッションの際に移動しやすいようテーブルと一体型になった可動式のイス、教材の動画も映せる大型スク リーンと大型電子黒板、授業の様子を映像で記録することで学習の進捗状況を確認できる授業収録装置、挙手することなく質問やアンケートの結果を集計できる クリッカーといった設備を導入。整備にあたっては、文部科学省の「平成25年度私立大学等教育研究活性化設備整備事業」の補助も受けています。

3月24日には16号館の同教室で、外国語教育センターの結城健太郎講師による模擬授業を行いました。導入した機器を円滑に利用できるかの試験や、学生の 参加意識、理解度、能動的学習度合い向上の効果を確認することを目的として実施したものです。当日は、参加した学生有志10名がスペイン語の授業を受け、 電子黒板の動画で発音と文法を学んだほか、結城講師の質問にクリッカーを使って回答しました。

授業後には、情報教育センターの白澤秀剛講師が学生に授業の満足度を調べるアンケートを実施するとともに、教室後方に設けられた大型スクリーンでサンプル の動画を上映しました。学生からは、「電子黒板はとても見やすく、いつもの授業よりも集中できました。また、ボタンを押すだけで挙手と同じように意見を集 約できるクリッカーはとても便利だと感じました。普段の授業でも使えるとうれしい」といった意見が聞かれました。

白澤講師は、「結城講師から”質問に対する学生たちのレスポンスがいつもよりよく、設備を活用することで授業の可能性を広げられると感じました”という声 をいただき、また、アンケート結果から70%の学生が授業に充実感があったとの回答を得ており、教室の本格的な使用に向けて手応えを感じています。 2014年度の授業から活用していくため、各学部学科、センターの教員にアクティブ・ラーニングのメリットを伝え、教室の利用を促進していきたい」と話し ています。

新たに開設した「次世代アクティブ・ラーニング教室」で模擬授業を行いました