体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科の教員と学生有志らで結成した「東海大学えがお咲かせ隊」が8月25日、宮城県女川町でボランティア活動を実 施しました。本学科の萩裕美子教授が知人から、被災地に送る衣類集めの依頼を受けたことをきっかけに結成したものです。7月から学科内で協力を呼びかけ、 Tシャツやジャージーなど約250点を集めました。衣類は当初、岩手県の中学校に届ける予定でしたが、受け入れ側の条件が合わず断念。学生たちは、「皆が 協力してくれた思いを被災地に届けたい」と独自に受け入れ先を探しました。
その際、情報提供などで協力を得たボランティア団体から紹介を受け、女川町内の仮設住宅に受け入れ先が決定。25日に学生、大学院生15人と教員ら計20 人で現地入りし、住民に向けて衣類の配布を行いました。メンバーの金森涼さん(4年次生)は、「衣類を受け取りに来られた方は高齢者が多く、こちらの物資 とニーズが合わないなどの反省点もありました。でも、そういった声を直接聞けたことが大きな経験です」と振り返ります。
今後は、被災地でのボランティア活動希望者などに役立ててもらおうと、今回の活動の報告書を作成する予定。竹本理沙さん(同)は、「学科内外に活動や被災地の様子を伝えることで、支援の輪を広げていきたいと考えています」と話しています。