高輪キャンパスでシンポジウム「地方創生 大学の役割と可能性」が開催されました

高輪キャンパスで3月21日に、認定NPO法人ふるさと回帰支援センターの主催による公開シンポジウム「地方創生 大学の役割と可能性」を開催しました本シンポジウムでは、第1部で東海大学を含めた4大学の学生が、「私たちは大学で何を学びこれから地域のために何ができるのか」を本音で話し合うグループディスカッションをVTRにて紹介。第2部では、本学の山田清志学長をはじめとする4大学の学長、総長によるパネリストとコメンテーター、モデレーターが「地方創生 大学の役割と可能性」について討論しました。

当日の第1部では東海大学、岩手県立大学、中央大学、法政大学の学生によるグループディスカッションのVTRが紹介され、それぞれの学生が行ってきた地域への貢献活動や地域との関わりを紹介しながら意見を出し合いました。さらに学生たちからは、「都市の大学がもっと地方の大学と連携するべき。地域の発展につながるだけでなく、地方に就職したいと思う学生が増えるきっかけになる」「地域貢献などに取り組んでいる学生にとって、4年間という時間は短くプロジェクトを最後までやり通すことが難しい。大学側がより学生の活動に協力してくれれば」などの提言が寄せられました。

第2部では、本学の山田清志学長をはじめ、岩手県立大学、名古屋学院大学、法政大学の学長、総長によるパネリストとコメンテーターとして慶應義塾大学の片山善博教授が登壇。認定NPO法人ふるさと回帰支援センターの見城美枝子理事長(青森大学教授)の司会進行のもと、地域における大学の役割について討論会を行いました。山田学長は、本学チャレンジセンターの各プロジェクトによる地域貢献活動や、国際文化学部地域創造学科の学生による地域カフェ研究会といった取り組みについて紹介。さらに、「大学は学生に地域貢献を促すだけでなく、よりよい人材を育成し、地方の活性化に貢献することも責務です」と話しました。片山教授は、「東海大学は全国各地にキャンパスがあり、多様な連携をしています。学生たちに向けて、さまざまな機会を提供することができるのはうらやましいですし、このような地域での取り組みは日本社会が抱える地方問題を解決するヒントになるでしょう」とコメントしました。

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