観光学部の学生有志が平塚市内を巡るバスツアーを企画・運営しました

観光学部の学生有志が3月28日、観光バスで湘南キャンパスのある平塚市内を巡るイベント「ひらつか新発見ツアー」を企画・運営しました。本学部では同市による平塚市民・大学交流委員会観光推進部会の事業に協力しており、今回のイベントはその一環として市民を対象としたモニターツアーを通じて、同市にある観光資源の魅力を新たに発見することを目的に実施したものです。市内の旅行会社・神田交通株式会社神田ツーリストにバス運行を担ってもらい、学生企画のお土産付きのバスツアー商品として販売。市民30名が参加しました。

本学部では今回で2回目となる同ツアーの開催にあたり、2013年度から新たに参加学生を募集。集まった学生8名はおよそ1年半にわたり、市内の観光スポットについて現地調査とミーティングを月1回開き、ツアーコースの検討を続けてきました。また、イベントの1週間前の3月21日には小型バスで計画コースをまわるなどリハーサルを実施してきました。

当日は好天に恵まれ、JR平塚駅前を出発すると、車内で学生たちが観光地の見どころについて写真や地図を貼り付けた手作りのボードを用いて紹介。一行は水産品の販売を行う「湘南しらす丸八丸」でシラスの釜ゆでを、干物屋「高甚商店」でアジなどを加工する様子を見学しました。続いて訪れた「にみちゃんいちご園」でのイチゴ狩りの後、同市が管理する唯一の木造橋「前河原橋」での解説の後、金目観音堂(光明寺)を訪問。境内を巡りながら学生たちが、寺の歴史などを解説しました。

昼食は本学湘南キャンパス8号館の学食でとり、引き続きキャンパス内を散策。1号館の屋上にも案内し市内やキャンパス全体を見渡しました。その後、平塚市美術館のバックヤードツアーに参加し、普段は見ることのできない美術館の収蔵庫や展示の準備室を同館の学芸員からの説明を受けながら見学しました。ツアーの最後には、湘南平塚ビーチパークで夕日を鑑賞し、平塚駅に戻った参加者にお土産として学生が包装した大学ネーム入りのクッキーを配布しました。

西川美央さん(3年次生=当時)は、「緊張しましたが、時間をかけてスケジュールを考えてきたので、スムーズに旅を進めることができました。ひとつのツアーをじっくり作り込むことの大切さを知るとともに、添乗する際は臨機応変な対応が求められる観光の難しさも学ぶことができました」と話しました。また、川口隼人さん(1年次生=当時)は、「参加された方々は平塚に住んでいらっしゃるので、よく知られた観光スポットをなるべく避けたコースを考えました。“東海大学の中に入れたことが一番面白かった”といったお子さんの声を聞けたときには、頑張ってルートを考えて本当によかったと思いました。この経験を日ごろの学習に生かし、観光についてより深い知識を身につけていきたいと考えています」と力強く話しました。

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