日野レンジャー ハイブリッドを導入しました

この度、東海大学と秀和ビルメンテナンス株式会社は、日野自動車株式会社の中型トラック「日野レンジャー ハイブリッド」を共同して導入いたしました。

東海大学は、1997年に環境憲章を発表して以来、分別ゴミ箱の設置や節電・節水シールの作成、建学祭での発表等、環境に関する様々な研究・教育を推進してまいりました。このような環境保全活動は、大学による社会的責任(University Social Responsibility: USR)活動に位置づけられ、推進されてきました。

日野自動車は、1991年に世界で初めてハイブリッド路線バスの販売を開始し、その後2003年には小型トラック 日野デュトロ ハイブリッドの販売を開始するなど、ハイブリッド商用車の本格的な商品化をいち早く実現し、燃費向上とともに環境保全に取り組んできました。

これまでの連携実績として、東海大学チャレンジセンター・ソーラーカーチームは日野自動車と協力して、東海大学ソーラーカーと日野レンジャー ハイブリッドを、横浜カーフリーデー(神奈川県横浜市)、秋田環境国際フォーラム(秋田県秋田市)などの国内の環境啓発イベントで展示してきました。東日本大震災で被災して以来、三陸港まつり(岩手県大船渡市)、震災復興花火大会(宮城県気仙沼市)といった復興支援イベントなどにも共同で出展しました。海外では、オーストラリア大陸中央部の砂漠気候帯3,000kmを縦断するソーラーカーレース「ワールド・ソーラー・チャレンジ」において、ソーラーカー関連部品やキャンプ用品を運ぶサポートカーとして日野レンジャーの提供を受けました。また、秀和ビルメンテナンスは、東海大学と共同で学内設備の省エネルギー化を推進するとともに、東海大学のバスやトラックなどの大型車両運行を担ってきました。

以上のような実績を踏まえ、この度、東海大学チャレンジセンターの多様な活動を強力に推進することを目的として、CO2や、NOXやPMなど排出を抑え、燃費性能に優れた日野自動車の中型トラック「日野レンジャー ハイブリッド」を東海大学と秀和ビルメンテナンスが共同して導入することとなりました。

比較的輸送力が大きいトラックを大学が独自に活用できるようになることから、今後は、東海大学チャレンジセンターが推進する社会的実践活動としてソーラーカー、人力飛行機、フォーミュラーカー、ロケットなどのものつくり活動や、音楽イベントの大道具などの輸送などに活用され、学生たちの活躍の場がますます広がることが期待されます。また、文部科学省の「地(知)の拠点整備事業」のもとで行われている地域連携活動(To-Collaboプログラム)として、周辺の自治体等との連携を活性化させるとともに、災害時の救援物資輸送などの分野でも、日野レンジャー ハイブリッドを運用できる体制を整えてまいりたいと考えております。

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日野レンジャー ハイブリッド(写真:日野自動車提供).jpg