生涯スポーツ学科の吉川教授が公開講座「いつまでも生き生きと」を開催しました

体育学部生涯スポーツ学科の吉川政夫教授が5月21日、小田急「東海大学前」駅南口の東海大学サテライトオフィス地域交流センターで公開講座「いつまでも生き生きと」を開催しました。これは、文部科学省の平成25年度「地(知)の拠点整備事業」の採択を受けて本学が展開している「To-Collaboプログラム」の一環として実施したものです。身体活動量や運動量を増やして健康づくりに取り組み、毎日生き生きと過ごすための考え方やコツをより多くの人に伝えることを目的に開催され、地域住民ら多数が参加しました。

吉川教授は、最初に、「自覚的、意図的に体を動かすことで生活の質や満足度を高めることができます。+10(プラステン)、今より10分多く体を動かすことを心がけましょう」と、運動を開始・継続する手法であるsmall change法(体を動かす小さな努力の積み重ね)について話しました。次に、始めた運動を継続させるために大切な自己効力感について説明しました。自己効力感とは、「自らが運動を続けることができる自信と見通しを持つこと」を指し、「その気持ちを持ち続けることや具体的で実現可能な目標を設定することが運動の継続につながる」と説明しました。さらに、「そうは言っても人は、せっかく始めたものでも中断しやすいものですよね」と笑顔で語りかけ、すぐに再開するためにも、運動を始める前から、挫折してしまうことを念頭に置き具体的な対策を立てて臨むことの大切さも話しました。

最後に、手軽に始められる運動としてウォーキングを例に挙げ、その効果や歩き方を説明。「ウォーキングには生活習慣病の予防や心肺機能の向上、筋力低下の防止など多くの効果があり、そこにバランスのよい食事を心がけることで、健康で豊かな生活を過ごすことができます」と話しました。

体hp報「生き生きセミナー」01.jpg

体hp報「生き生きセミナー」02.jpg