「東海大学 市民健康スポーツ大学」の開講式を行いました

6月13日に伊勢原キャンパスで、連続講座「平成27年度東海大学 市民健康スポーツ大学」の開講式を行いました。この講座は、伊勢原市と本学との協定に基づく提携事業の一つとして、市民の健康・体力増進を図ることを目的に2009年度から実施しているものです。健康科学部と体育学部の教員らで構成する「東海大学健康クラブ」のメンバーが講師を務め、両学部の学生がボランティアで各講座をサポート。体力づくりトレーニングのほか、栄養学や生活習慣病、認知症予防、社会保障制度などの保険福祉に関する講義も行います。同市の広報を通じて募集した結果、今年度は50代から70代の81名(継続受講者51名、新規受講者30名)の受講が決定。式には約50名が参加しました。

開講式では、東海大学健康クラブ会長の沓澤智子教授(健康科学部学部長)のあいさつに続き、伊勢原市の髙山松太郎市長が登壇。「講義やトレーニングなど全72回にわたる充実したプログラムが予定されています。ぜひ毎回出席して健康増進に役立ててください」と受講者を激励しました。また、中心となって講座を運営している健康科学部の谷口幸一教授が本講座の主旨や概要、これまでの経緯などを説明しました。

終了後は参加者の親睦を図るため、健康科学部の小林理准教授と竹ノ内章代講師の司会でグループワークを実施。グループごとに一つの家族を想定し、限られた食材を使って1食分のメニューを作るゲームに挑戦しました。参加者は、「冷蔵庫の残り物を使った献立」や「年金生活者向けの献立」など、アイデアや工夫を凝らして栄養バランスを考慮したメニューを考案。最後に各班の代表者が発表し、それぞれの成果に大きな拍手が送られました。

参加者は、「昨年度に続いて受講します。仲間と励ましあい、楽しみながら体を動かすことができるのも魅力です」「入院を機に健康の大切さを実感して応募しました。健康に関する正しい知識を身につけたい」などと意欲をみせていました。谷口教授は、「本講座の受講経験者がOB組織を立ち上げて運営をサポートしてくださるなど、市民による積極的な健康増進活動が広まりつつあり、着実に成果が上がっていると感じています。今後も同市や教員、学生の協力を得ながら市民の健康づくりを支援したい」と話しています。

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