札幌キャンパスでは6月12日から14日まで、「第8回建学祭」を開催しました。今年度の建学祭のテーマは「Omnibus(オムニブス)」です。このテーマには、ラテン語で「すべての人のための」を意味する言葉で、ご来場いただいた全ての皆さまに本学の建学祭を楽しんでいただきたいという思いが込められています。
期間中には、軽音楽部によるライブや吹奏楽部演奏会のほか、よさこいサークルの「東海大学~祭屋~」が演舞を披露。また、部活動やサークルによる模擬店に加え、キャンパス内の各所を回るスタンプラリーや、チャレンジセンター「福祉除雪プロジェクト」による活動内容展示会などもあり、多くの来場者でにぎわいました。
日ごろの学びの成果を生かした企画も多く、生物学部海洋生物科学科と「水族生物展示研究同好会」は昨年に続き合同でタッチプールや水生生物の展示のほかに、来場した子ども向けの「イカの解剖体験」を初開催。 そのほかにも札幌を拠点に活躍する舞台創造グループ「トランク機械シアター」の公演や北海道のご当地アイドルユニット「フルーティー」「ミルクス」のライブ、北海道各地で活躍する大道芸人「ミスターきくち」のパフォーマンスなどが会場を盛り上げました。
昨年度に続いて、実行委員長を2年連続で務めた浅尾佳里さん(生物学部3年次生)は、「実行委員会の中だけでなく、各ブースの担当者とも、どうやったら来場者を楽しませられるかを綿密に話し合いました。昨年度同様、苦労も多かったのですが、たくさんの笑顔を見ることができてホッとしています」と話していました。
また、13日、14日には、同時開催企画として科学実験イベント「青少年のための科学の祭典in北海道2015」も開催しました。これは主に札幌圏の子どもと一般市民の皆さまを対象に開催されたもので、企業・行政関係者の出展・協賛を得て地域活性化を目的として行われたイベントです。会場には2日間で約2,050名の方々が来場しました。
本キャンパスの科学部がブースを出展したほか、湘南キャンパスで活動するチャレンジセンター・サイエンスコミュニケーターも、「たのしい真空実験」で参加者を驚かせていました。また、テレビドラマ『ガリレオ』の実験監修、『世界一受けたい授業』への出演などでおなじみの滝川洋二特任教授による「おもしろサイエンスショー」が行われました。参加した小学生は、「いろいろな実験を見て、理科が好きになった。一生懸命勉強して科学者になりたい」と笑顔を見せていました。