第32回湘南望星ゼミナール「まち・たび・ひと=観光はきずなだ=」を開催しました

体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科では5月20日に湘南キャンパスで、第32回湘南望星ゼミナール「まち・たび・ひと=観光はきずなだ=」(共催:学校法人東海大学望星学塾、協賛:秀和ビルメンテナンス、後援:東海大学スポーツ教育センター)を開催しました。今回は旅行業界をテーマに、クラブツーリズム株式会社の真柄徹総務広報部長と株式会社観光交通プロデュースの澤内隆取締役が講演を行いました。

真柄氏は約30年間にわたって旅行業界で働いた経験談とともに、現代の旅行業界について、「少し前までは有名な観光地に行くだけでも十分にツアープランになっていたが、今は場所の知名度だけでなく、そこで何ができるのか、どんな目的を達成できるのかが最大の集客ポイントになっています。お客さまがその場所で思い思いの目的を果たし、満足感を得ることが現代の“旅行”になっている」と話しました。自身も「鉄道オタク」として各地のローカル線に乗車する旅をしてきたという真柄さんは、「ローカル線だからこそ感じられる良さというのは、地元の人や鉄道が好きな仲間と出会えること。同じ趣味を持った人と出会うことは旅行の魅力の一つです。人間関係が希薄になっている現代社会で、自分の住む土地以外にも仲間をつくり、絆を深めることは人生の大きな財産になります。皆さんも趣味をきっかけに多くの土地を訪ねてみてください」とメッセージを送りました。

続いて登壇した澤内氏は、旅行プランナーとして活躍しているだけでなく、文教大学国際学部で講師も務めています。澤内さんは予備校講師や高校の地理教員などの自身の経歴を話すなかで、「まずは好きなことができる職業に就いてください。次にその仕事でお金を稼げるようになり、それから好きなことで社会貢献ができる立派な大人になってください」と学生たちに語りかけ、「そのためには相手の目線に立てるかどうかが大切です。好きなことをするにしても、自分一人ではできません。多くの人と出会い、周りがどのような考えを持っているのかを感じ、自分を確立していってください」と話しました。

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