留萌港沖で市内の中高生らを対象とした公開講座「望星丸体験航海とマリンサイエンス・ラボ」を開催

札幌キャンパスでは7月11日に、北海道留萌市の高校生と中学生をはじめ同市役所、漁協関係者の皆さまらを対象とした公開講座「海洋調査研修船『望星丸』体験航海とマリンサイエンス・ラボ」を開催しました。船内見学や観測体験、荒木直行船長による船舶に関する講話を通じて、海洋学や水産学への興味を深めてもらおうと、生物学部海洋生物科学科が企画したものです。また、本学の臨海実験場がある同市の漁業関係者の方たちにも「望星丸」をはじめ本学における教育研究についてご理解いただくことも目的としました。

50名をこえる参加者を乗せた望星丸は、午前10時に留萌港を出港。開講式に続いてグループに分かれて船内を見学した後、留萌沖に出た船上で「ノルパルクネット」によるプランクトン採取と観察、「CTDOV」を用いた海水採取などを行いました。続いて、学生食堂を会場に荒木船長の講話を実施。参加者の皆さんは、荒木船長による望星丸の観測機器についての説明や1996年に本学が実施した世界一周航海の話に熱心に耳を傾けていました。講話終了後の昼食では、本学部での海洋実習と同じメニューを体験してもらおうと望星丸特製のカレーを楽しんでいただきました。

参加した中高生からは、「船に興味があり、2年前に留萌港で行われた望星丸の一般公開にも駆け付けました。実際に航行する望星丸に乗船できてうれしい」「実験の様子が迫力満点で、海洋学に興味がわきました」といった声が聞かれたほか、市民の方からは、「子供たちが将来を考えるうえで、広い視野を得るよい機会になったのでは。今後も市と大学が協力してこういった活動を続けてほしい」などの期待の声が寄せられました。

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