マイクロ・ナノ研究開発センターが医療機器産業参入セミナーに出展しました

本学社会連携イノベーションセンター内に置かれているマイクロ・ナノ研究開発センターが7月2日、川崎市のKSPホールで開催された「医療機器産業参入セミナー」に出展しました。同セミナーは、高い技術力を持った神奈川県内の企業や研究機関の交流を促進し、今後大きな成長が期待される医療機器産業などに積極的に挑戦するきっかけをつくろうと神奈川県と公益財団法人神奈川科学技術アカデミーの主催で開かれた催しです。文部科学省平成26年度私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の採択を受けて湘南キャンパスに開設された本センターは、企業や研究機関の活動を紹介する講演会「医療及び周辺機器に関するニーズ・シーズ紹介」とポスターセッション形式の交流会に参加。企業の担当者や研究者など、200名をこえる来場者がありました。

講演会では本センターの喜多理王教授(理学部物理学科)が、本センターの施設や研究構想を紹介。工学と理学、医学の研究者による分野横断型の研究組織のもと、本学の教員が開発した生分解性高分子(ポリ乳酸)からなる超薄膜を使って、創薬や医療、生命科学など幅広い分野への活用を目指していることを説明しました。その後の交流会では、喜多教授と産官学連携センターのスタッフが来場者に対応。ブースには企業や行政の担当者、研究者らが多数訪れ、研究の進捗状況や今後の可能性などについて意見を交換していました。喜多教授は、「こうした機会に積極的に参加して、センターの活動を多くの方に知ってもらうことは研究を進展させる上でとても重要です。今後も多くの企業や研究者と連携しながら実用化への道を開くとともに、研究の新たな可能性を探っていきたい」と話しています。

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