春学期「日本語教育特別講座」修了式を行いました

東海大学国際教育センターでは2015年度春学期「日本語教育特別講座」修了式を、7月31日に湘南キャンパスのコムスクエアで行いました。本学では、海外の大学との交流協定に基づき、約30カ国・地域のから日本語研修生を受け入れており、半年から10カ月の間で日本語と日本文化などを学ぶ研修プログラムを実施しています。

この春セメスターで修了したのは、漢陽大学(韓国)16名、ヴェネツィア・ カ・フォスカリ大学(イタリア)10名、モスクワ大学(ロシア)4名、サラマンカ大学(スペイン)3名、オスロ大学(ノルウェー)3名、フンボルト大学(ドイツ)2名、ストックホルム大学(スウェーデン)2名、デンマーク文部省派遣2名、極東連邦総合大学(ロシア)1名、ブルガリア教育科学省派遣1名、ハワイ東海インターナショナル・カレッジ(アメリカ)1名の計45名です。修了式にはキャンパスライフをともに過ごした留学生や教職員も出席し、研修生の修了を祝福しました。

当日は、まず本講座主任の斉木ゆかり教授が授業の様子や研修旅行、スピーチコンテストなどプログラムの概要を報告。「母国で日本語を学ぶ場合とは異なり、日本での研修では、日本人の感じ方や意味などを知り、新しい見方を広げることになったと思います。この経験を自分のためだけでなく世界の平和に役立てて下さい」と祝辞を述べました。
続いて、国際教育センターの片山恵一所長が、「本学の熱心な先生方の教育を忘れずに、それぞれの母国で日本のことを伝えてください。真の平和社会には国際交流が重要だという本学の創立者・松前重義博士の理念を、皆さんが実践してくれることを期待しています」とあいさつ。一人ひとりに修了証書を授与しました。また、来賓を代表して漢陽大学の鄭夏美教授が、「熱意のあるプログラムに汗を流した経験は、今後の人生にさまざまな形で役立ちます。今後のご活躍を願うとともに、充実したプログラムを行ってくださっている東海大学の先生方にもお礼申し上げます」と語りました。

修了生たちは、「先生方のていねいな指導や充実したカリキュラムのおかげで、今では日本語で情報収集できるまでになりました。母国で日本語の勉強を続けて、また日本に戻ってきたいと思っています」(ロシア・女子留学生)、「日本語だけでなく日本の文化や教育制度についても深く理解できる有意義なプログラムでした。一番印象に残っているのは、アンケートをとった時に真剣に取り組んでくれた東海大学の学生のやさしさです。日本語をさらに学んで、ビジネスに役立てたい」(韓国・男子留学生)などと感想を語っていました。

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