山田学長がロシア極東大学で開かれたアジア太平洋経済協力機構主催の「国際教育会議」に参加しました

山田清志学長が9月4日にロシアのウラジオストク市にある極東連邦大学で開催された「第4回国際教育会議」に参加し、基調講演を行いました。この会議は、極東経済の発展とアジア太平洋地域の国際協力拡大を目指して3日から5日まで同市で開催された「東経済フォーラム」にあわせて実施されたものです。ロシアや日本、韓国、フィリピンなど各国から大学の学長や高等教育機関の関係者が多数参加しました。

山田学長は、「東海大学の取り組みから見た教育へのニーズ~域内経済の未来を担う人材をどう育てるか~」と題して、本学の国際交流の理念や教育を通じた国際連携の取り組み、ロシアの教育機関との交流事例を紹介。なかでも近年の本学における積極的な連携の事例として、ベトナム政府などからの依頼を受けて行っている人材育成事業「ベトナム原子力プロジェクト人材育成計画」、チャレンジセンター「ライトパワープロジェクト」ソーラーカーチームの活動や水素エネルギーの実用化などのエネルギー分野での取り組みや、ロボット工学分野での取り組みを紹介。グローバル化した社会で活躍する人材を育成するためには、参加各大学がそれぞれの強みを生かしながら連携することの重要性を強調しました。なお同会議の冒頭であいさつに立った、沿海地方会議議長のゴルチャコフV.V.氏からは、「1980年代から東海大学は環太平洋諸国の大学に呼びかけて開催してきたアジア・環太平洋学長会議で役割を果たしてきました。今回の会議はその成果があったからこそ実現できたものです。この場を借りて心から感謝申し上げます」との言葉が贈られました。

教育会議終了後には、山田学長がパネルディスカッション「知のリーダーシップを発揮する人材」にもロシアやフィリピン、中国の教育関係者とともにパネリストとして登壇。国家の知的ポテンシャルを増加させる方策や革新的なリーダーを育成するための連携の可能性について議論しました。ディスカッションでは、「リーダーにはタフであることが重要」と山田学長が語り、ダブルディグリーシステムなどの本学の取り組みを紹介。その発言をきっかけに活発な議論が展開されました。

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