DOCOMOMO Japanから選定記念プレートが贈られました

20世紀に建てられた歴史的・文化的に重要な建造物の保存活動を行っているDOCOMOMO Japanから本学に9月4日、湘南キャンパスと校舎群に対する「DOCOMOMO Japan選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築」の記念プレートが贈られました。4日から6日まで「日本建築学会大会(関東)」が同キャンパスで開かれたことにあわせて行われたものです。

本キャンパスは、20世紀日本を代表する建築家の一人で、日本におけるモダニズム建築を主導した故・山田守元理事(工学部建築学科教授)が校舎の配置をはじめとするグランドデザインと建物の設計を担当。東京ディズニーランドとほぼ同じ約40万㎡の敷地に、すべての教室に光が差し込むよう工夫されたY字型の1号館や最大収容人員3500名の大ホールがあり、ホタテのような形をした2号館、日本の伝統的な建築デザインである切り妻型の反り屋根を持つ武道館などを配置。キャンパス中央に運動場を配し、大通りの左右にはケヤキの並木を設けることで緑豊かな環境を演出しています。本キャンパスと校舎群は、2007年に選定されました。

山田元理事はこのほかにも、本学の代々木キャンパスや清水キャンパスなども設計。日本のモダン・ムーブメント導入期の金字塔といわれる東京逓信病院(解体)や長沢浄水場(1999年選定)、京都タワーなどの設計にも携わりました。

大会の懇親会会場で行われた贈呈式では、DOCOMOMO JAPANの山名善之副代表が吉田一也副学長にプレートを授与。吉田副学長は、「栄誉ある賞をいただいて光栄です。これからもこのキャンパスを大切に使っていきます」と語りました。

なおプレートは今後、本キャンパス内に設置する予定です。

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