大学のIR(Institutional Research)に関する教職員向け研修会を開催しました

9月29日に湘南キャンパスで、教職員を対象とした研修会「Institutional Research(組織研究・IR)の目的と価値-アメリカでの経験から」を開催しました。今年8月に本学大学運営本部に大学IR室を開設したことなどを受けて、大学運営をサポートする機能としてIRが広く活用されているアメリカの事例に学ぶことを目的に開いたものです。当日は、メーン大学の臨時学長などを歴任し現在は高等教育コンサルタントとして活躍しているジョン・M・B・クレイグ氏を講師に招き、山田清志学長をはじめ学部長やセンター長ら約50名が出席。札幌、伊勢原、清水、熊本、阿蘇の各校舎と短期大学部にも配信しました。

講演では、IRを「大学の計画立案や意思決定の根拠となるデータを、組織的かつ継続的に収集し分析すること」と定義。「単にデータを収集するだけではなく、結果に基づいて議論することで初めて有効になる」と語りました。その上で、「近年では大学運営における重要性が高まっており、戦略的なプランを効果的に立案するためには、教職員の協力関係をつくることが欠かせない」と説明。さらに各役職者の役割や分析に用いる主な視点、IRを機能させるための組織編制のあり方などが解説されました。

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