伊勢原市民を対象に「健康バス」測定会を実施しました

東海大学大学院医学研究科ライフケアセンターでは、11月21日に伊勢原市役所分室・子育て支援センターで「健康バス」測定会を初めて実施しました。伊勢原市健康管理課とともに、同市内に在住する国民健康保険者による健康診断の受診促進や健康意識を高めてもらうことを目指し、本学が展開する「To-Collaboプログラム※」の「市民に対する健康意識啓発」プロジェクトの一環として実施したものです。当日は同市の髙山松太郎市長も会場を訪れ、測定会の様子を視察しました。会場では、本学所有の天ぷら油で走るバス「天ちゃん号」に「健康バス」などのステッカーをつけてイベントを宣伝。医学部と体育学部、チャレンジセンター「ライトパワープロジェクト」の学生や教員らが運営をサポートし、約150名の市民が参加しました。

測定は「血管年齢」「体組成」「骨量」「筋肉量」の4項目について実施。終了後には同市の保健師が個別相談に対応し、食事や運動などの状況を確認しながら日常生活に関するアドバイスをしたほか健康診断の大切さを訴えました。チャレンジセンターの学生はバス用の宣伝ステッカーを作成して設置したほか、街頭でチラシを配ってイベントを宣伝。医学部の学生は測定を補助し、体育学部の学生は受付や誘導を担当しました。参加した市民は、「身近なところで健康診断が受けられるのはありがたい。ぜひ今後も継続してほしい」と話していました。

ライフケアセンター長で「市民に対する健康意識啓発」プロジェクトの代表研究者を務める石井直明教授(医学科・基礎医学系)は、「伊勢原市の調査では、会場まで出かけることが負担になって健康診断を受診しない人が多いという結果が出ています。今後はバスに測定機材を積んで街を循環し、気軽に検診を受けてもらえるようなシステムをつくりたい」と話しています。

※「To-Collabo(トコラボ)プログラム」
文部科学省の平成25年度「地(知)の拠点整備事業」に採択されたプロジェクト。全国にキャンパスを有する本学ならではの「全国連動型地域連携活動」を柱に、地域特有の問題や共通課題を各校舎の各部、学生、研究者が共有し協力して解決策を見いだす取り組みです。

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