「キャリアデザイン特別講演会」を初開催しました

熊本キャンパスで10月27日に、3年次生を主な対象とした「キャリアデザイン特別講演会」を開きました。職業観を培うとともに自らの将来像をイメージするきっかけにしてもらうことを目的に、教育の充実を目的に活動する一般社団法人大学コンソーシアム熊本の協力を得て初開催したものです。今回は、株式会社ロング・エヴィティー代表取締役社長のテッド・Y・フルモト(古本喜庸)氏を講師に招き、学生や教員ら92名が参加しました。

当日は、就職委員長を務める小野豊和教授(経営学部経営学科)が講師のプロフィルを紹介した後、フルモト氏が、「バンクーバー朝日軍・伝説の日系人野球チームその歴史と栄光」をテーマに講演しました。第二次世界大戦前、日本人移民がカナダの社会で排斥される中、バンクーバーで結成された日系人野球チーム「バンクーバー朝日軍」の成り立ちや、試合に臨む姿勢などについて語りました。フルモト氏は同軍のエースピッチャーの息子で、生き残ったチームメイトの証言を基に執筆した著書『バンクーバー朝日軍』の内容を紹介。差別社会の中でもフェアプレーを貫いて勝利し、カナダの国民から尊敬されるようになったことから、「逆境にめげず、誇りをもって堂々と物事にあたっていくこの精神が重要です」と力説しました。

聴講した学生からは、「スポーツの素晴らしさを知ると同時に、野球の歴史についても学べました。バンクーバー朝日軍から学んだスポーツマンシップを、これからの人生に生かしていきたい」「チームのメンバーは強い相手と戦うとき、決してあきらめず、勝つ方法を考えていたと聞きました。希望と勇気をもって困難を乗り越える精神を見習いたいです」といった声が聞かれました。

なお、10月13日にも本キャンパスで講演会を開催しており、ポール・スミス熊本店などを経営する有限会社有田の有田滿里子代表取締役社長が、「スーツの着こなしで就活を乗り切る」をテーマに講演。就職活動をする際の心構えや、相手への印象をよくするスーツの着こなしを紹介し、参加した学生数人に試着体験をしてもらいました。学生を中心に55名が参加しました。

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