秋学期「日本語教育特別講座」修了式を行いました

国際教育センターでは2015年度秋学期「日本語教育特別講座」修了式を1月29日に、湘南キャンパスのコムスクエアで行いました。本学では、海外の大学との学術協力協定に基づき、約30カ国・地域から日本語研修生を受け入れており、10カ月から半年の間で日本語と日本文化などを学ぶ研修プログラムを実施しています。

この秋セメスターで修了したのは、漢陽大学(大韓民国)13名、ハワイ東海インターナショナルカレッジ(アメリカ合衆国)3名、サイアム大学(タイ王国)3名、トゥルク大学(フィンランド共和国)2名、ベルゲン大学(ノルウェー王国)2名、ストックホルム大学(スウェーデン王国)2名、クイーンズランド大学(オーストラリア連邦)1名、清州大学(大韓民国)1名の計27名です。修了式にはキャンパスライフをともに過ごした留学生や教職員も出席し、研修生の修了を祝福しました。

当日は、まず本講座主任の斉木ゆかり教授が授業の様子や研修旅行、スピーチコンテストなどプログラムの概要を報告。「授業に皆勤した学生も多く、最後の定期試験まで皆さんよく頑張りました。建学祭や国際フェアなどに参加するなど、母国で日本語を学ぶ場合とは異なり、新しい見方を広げることになったと思います。この経験を糧に自分のためだけでなく世界の平和に役立てて下さい」と祝辞を述べました。

続いて、国際教育センターの片山恵一所長は、「母国に帰ったら、日本の良いところをぜひ伝えてください。真の平和社会には、イデオロギーをこえた国際交流が重要だと訴えた本学の創立者・松前重義博士の理念を実現するためにも、日本との友好関係や親善に貢献してください」とあいさつし、一人ひとりに修了証書を授与しました。また、来賓を代表して漢陽大学の李康民教授が、「熱意のあるプログラムを実施してくださる東海大学の先生方や職員の方々に心からお礼を申し上げます。言語だけでなく日本文化を習得できた貴重な経験を生かして、将来の進路に生かしてください」と語りました。

修了生たちは、「サークル活動にも参加し、日本の学生とも楽しく交流できるようになりました。母国で日本語の勉強を続けていきたいと思います」(ノルウェー・女子留学生)、「インターンシップで、また日本に戻ってくるつもりです。日本での経験を生かして、母国と日本とをつなぐ仕事に就きたいと考えています」(フィンランド・男子学生)、「日本の文化などを学べる有意義なプログラムでした。将来は通訳として活躍したい」(タイ王国・男子留学生)などと感想を語っていました。

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