To-Collaboプログラムの一環で「ファシリテーター育成研修」を実施しました

東海大学では2月18、19日と3月3、4日の2回に分けて湘南キャンパスで、教職員を対象にした「ファシリテーター育成研修」を実施しました。文部科学省の平成25年度「地(知)の拠点整備事業」の採択を受けて取り組んでいる本学の地域連携活動である「To-Collaboプログラム」による活動の一環として、多様なステークホルダーを招き入れ、対話の場をファシリテーションし、解決策を導くことのできる教職員の育成を目的に、本学To-Collabo推進室が主催。2回の日程はいずれも同内容で、全国のキャンパスから集った教職員延べ35名が参加しました。

(株)フューチャーセッションズのから講師を招いて実施した研修は、大学と地域の連携促進に向けて組織を超えて連携し、地域課題の新しい解決策を創造するために必要な「共通の考え方」を教員と職員の間に築くことを主眼に置き、「問いづくり」と「ファシリテーションスキル」について学ぶプログラムに取り組みました。初日には同社の講師の指導のもと、企業や行政、NPO法人などさまざまな場面で実践されている対話の方法である「フューチャーセッション」の概要をはじめ、そこで用いられる「ワールドカフェ」や「マグネットテーブル」「ブレインストーミング」「ストーリーテリング」といった対話の方法論を体験。多様なステークホルダーを招き入れる「問い」の設定や、そのための「場」の設計手法について理解を深めました。2日目には、初日の成果を生かして参加者がファシリテーターとしてそれぞれに「問い」を設定し、他の参加者による話し合いを実践。「5年後の東海大学のブランド力を高めるための方策」や「休日に家族と足を運びたくなる美術館とは?」「地域に求められる大学とは?」といったテーマについてファシリテーター役の設定した対話法を用いながら自由に意見を交わしました。

研修を終えた参加者は、「研修で得た成果を生かし、提案と実行ができる人材として業務に臨んでいきたい」「他のキャンパスの教職員と触れ合う絶好の機会になった。それぞれの地域の状況も理解でき、大学と地域の関係性について幅広い視野を持つ必要があるとわかった」「研修を受けて終わりではなく、今後の実践につなげることが重要。具体的な活動を考えていきたい」「学生の教育面でも意義ある取り組みであり、教育活動への反映も考えていきたい」といった感想を話していました。To-Collabo推進室の木村英樹室長(工学部教授)は、「今回の研修は入門編といった内容でしたが、今後それぞれの職場で実践を重ねながら、さらに高いレベルの研修へとつなげていきたい」と話しています。

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