カーリング吉田夕梨花選手 学位記授与・銀メダル獲得報告会が開催されました

世界女子カーリング選手権で銀メダルを獲得した吉田夕梨花選手の学位記授与と報告会を開催しました。

札幌キャンパスで4月7日、今年3月に国際文化学部国際コミュニケーション学科を卒業し、3月19日から27日までカナダで開かれた世界女子カーリング選手権で日本代表の一員として銀メダルを獲得した吉田夕梨花選手への学位授与式と学生らを対象にした「世界選手権銀メダル獲得報告会」を開催しました。

吉田選手はカーリングチーム「ロコ・ソラーレ(LS北見)」の一員として、昨年11月のパシフィックアジア選手権大会日本代表決定戦で優勝。日本代表として10年ぶりに本戦も制して、世界選手権の出場枠を獲得したほか、日本選手権も優勝し、世界選手権出場を決めました。世界選手権では決勝戦で大会2連覇中のスイスと対戦。惜しくも6-9で敗れましたが、男女の五輪、世界選手権を通じて初のメダル獲得という快挙を達成しました。

今回の学位授与式と報告会は、本キャンパスの学位授与式が世界選手権期間中の3月21日だったことを受けて実施したもので、同時に今大会での快挙を学生や教職員とも共有することを目的としています。当日は、新聞やテレビなど多数の取材陣も同席する中、本キャンパス学長室で竹中践札幌キャンパス長(学長補佐)から学位記を授与。また、吉田選手が在学中に所属したゼミの指導教員であるハミルトン・マーク教授(現ハワイ東海インターナショナルカレッジ副学長)から寄せられた祝福のメッセージを、昨年度の国際コミュニケーション学科主任の杉浦理恵准教授が代読しました。

会場をN601教室に移して実施した報告会には学生、教職員ら約200名が参加。国際コミュニケーション学科の後輩からの花束贈呈に続いて、吉田選手が登壇し、「銀メダルという結果には正直、悔しい気持ちもありますが、もっと強くなりたいと決意するきっかけになったと感じています。カーリングは部活動ではないこともあり、先生方や関係者の皆さんに多くのご支援をいただけて続けることができました。この場をお借りして感謝を申し上げます」と語りました。また、学生たちに向けて、「カーリングと勉強の両立は大変で、心が折れそうなことも多くありました。しかし、苦しいことや難しいことへの挑戦は自分の中で大きな財産になったと思います。この経験が自信につながり、大きな舞台でのプレーにつながりました。皆さんもこれからの大学生活で、たくさんの選択肢があると思いますが、私が言えるのは楽しいことを選んでほしいということ。厳しいことから逃げずに挑戦してください」とエールを送りました。

続いて吉田選手は隣接する付属札幌高校も訪問。小坂秀王校長ら教職員に世界選手権での奮闘について報告しました。

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