「Mリーダー・チャレンジ」の表彰式を行いました

5月26日に湘南キャンパスで、「Mリーダー・チャレンジ(MReader Challenge)2015年度秋学期」の表彰式を行いました。これは、英語の副読本「グレーデッド・リーダー(Graded Readers=GR)」を多読することで語彙力、読解力を高めてもらおうと、国際教育センター(旧・外国語教育センター)が本キャンパスの学生を対象として2008年度から実施しているリーディング・コンテストです。各学期に40冊以上、または10万語以上のGRを読了した学生を表彰するもので、昨年度の秋学期には827名が挑戦し、41名が達成しました。表彰式には26名が出席。本センターの平野葉一所長、山本佳男次長をはじめ、英語教育部門主任の藤田智子教授、副主任のチャールズ・コワルスキー准教授、コンテストを運営しているGR委員会のキャサリン・チータム講師、ハーパー・アラン講師、エリオット・メロディ准教授、伊東弥香准教授らとともに互いの努力を称えあい、ランチを囲んで和やかなひとときを過ごしました。

国際教育センターでは、2003年度から「グレーデッド・リーダー・プロジェクト」を展開しています。GRは英語を母語としない学習者用のリーディング教材。知名度の高い小説や映画、オリジナルストーリーなど多彩な内容で、使用語彙数などによりレベル分けされています。本センターでは、各学期の始めに英語の授業を担当する教員から希望を聞いて蔵書を貸与し、各教員はカートを使った「移動式ライブラリー」を教室に持ち込んで学生に貸し出します。一人ひとりの学習状況を把握するため、GR利用者の読書記録などを管理する学習支援ウェブサイト「MReader」を活用。同サイトでは、世界中の利用者の中から特に活発な読書活動者を「Leaderboard」に紹介しており、これまで本学の学生10名が掲載されました。

表彰式では、チータム講師の開会の言葉に続き、平野所長が登壇。「皆さんの努力に敬意を表します。このプロジェクトの目的は、英語力を高めることはもちろん、幅広いジャンルの本を読むことにより豊かな感性を磨き、異なる文化を理解することにあります。グローバルに活躍する人材を目指し、ぜひ今後も楽しみながら多読を続けてください」とエールを送りました。その後、入賞者一人ひとりに表彰状と賞品を手渡しました。

「1年次生の秋学期からGRを読み始めた」というタイからの留学生、チャークチョープ・ナッティヤーさん(工学部生命化学科3年次生)は、「Leaderboard」に掲載された一人。Mリーダー・チャレンジは、2015年度の春学期に続く2回目の受賞となりました。「GRを読み続けることで、英文を早く正確に理解する力が高まったと感じています。卒業後は大学院に進学し、研究者になるのが目標。今後は、生命化学分野の英語の専門書を読むことに挑戦したい」と意欲的です。

文学部英語文化コミュニケーション学科の本田直久さん(3年次生)は「速読をマスターしたい」とMリーダーを開始。1年次生の秋学期からこれまでに、GRの『ナショナル・ジオグラフィック』シリーズ約100冊をすべて読破しました。「英語の本を読み続けることで、単語はもとより文法を正しく理解する力がつきました。TOEICのリスニングテストでも効果を実感。頭の中で英語を日本語に直すことなくストレートに理解できました。目指すは英語の教員。GRでの学習体験を生かして子どもたちに教えたい」と話していました。

なお本センターでは、早ければ今年度の秋学期から、代々木、清水両キャンパスにも「MReader」を導入していく計画です。

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