第9回南沢ラベンダーまつりで、畑に設置した内村鑑三記念碑に注目が集まりました

札幌キャンパスで7月17日に開催した「第9回南沢ラベンダーまつり」(主催:同実行委員会)では、約2000名にもおよぶ来場者の皆さんが見ごろを迎えたラベンダー畑と地域住民の皆さんと学生らによるブースや吹奏楽部によるラベンダーコンサートなどの催しを楽しんでいただく中、会場の一角では付属第四高校(現・付属札幌高校)の旧敷地から移設した本学の「内村鑑三記念碑」が来場者の注目を集めていました。

この記念碑は、第四高の創立20周年を記念して1985年10月に、同校敷地内に建立されたものです。このたび、付属札幌高の新校舎が本学札幌キャンパスの敷地内に移転したのに合わせてラベンダー畑の入口付近に移設しました。碑には内村鑑三の肖像とともに創立者・松前重義博士の手による碑文が刻まれており、松前博士が東京・柏木で開かれていた聖書研究会で内村鑑三と出会い、その人格や思想に影響を受けたことをはじめ、その内村が札幌農学校で学び、そののちに母校である北海道大学における講演で青年たちに向けて「汝の希望を天駕繋げ」と訴えた言葉と東海大学の建学の精神との関連、本学が北海道に教育機関を設置するにいたった経緯が綴られています。

熱心に記念碑を眺めていた市民の方からは、「東海大のラベンダー畑は市民の間でも評判ですが、内村鑑三とのかかわりについては初めて知りました。そのような縁で札幌に大学と高校があるのですね、驚きました」「札幌農学校で学んだ内村鑑三やそこで教鞭をとったクラーク博士は市民にとって親しみある存在です。この記念碑で東海大とのかかわりを知り、興味深く読みました」といった声が聞かれました。

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