2016年度春学期「日本語教育特別講座」修了式を開催しました

東海大学国際教育センターでは7月29日に湘南キャンパスのコムスクエアで、2016年度春学期「日本語教育特別講座」修了式を行いました。本学では、海外の大学との交流協定に基づき、約30カ国・地域のから日本語研修生を受け入れており、半年から10カ月の間で日本語と日本文化などを学ぶ研修プログラムを実施しています。

今学期、修了したのは、漢陽大学(韓国)17名、フンボルト大学(ドイツ)4名、ヴェネツィア大学(イタリア)4名、モスクワ大学(ロシア)3名、サラマンカ大学(スペイン)2名、ストックホルム大学(スウェーデン)2名、極東連邦総合大学(ロシア)2名、ブルガリア教育科学省派遣1名、トゥルク大学(フィンランド)1名、アイスランド大学1名、オスロ大学(ノルウェー)1名、台湾・東海大学1名、清州大学(韓国)1名の計40名です。修了式にはキャンパス生活をともに過ごした留学生や教職員も出席し、研修生の修了を祝福しました。

当日は、まず本講座主任の斉木ゆかり教授が授業の様子や研修旅行、スピーチコンテストなどプログラムの概要を報告。続いて、本センターの平野葉一所長(当時)が、修了した後もこれまで日本語を学んできた日々を振り返ってほしいと思います。言語を扱えるようになると、その国の文化や考え方、生活様式も同時に見えてきます。皆さんが感じた日本のよさをぜひ母国に帰って伝えてください。そして、それぞれと国と日本の友好関係がよりいっそう強まるよう尽力してほしい」と祝辞を述べ、一人ひとりに修了証書を授与しました。最後に、来賓を代表して漢陽大学の李康民教授が、「あらためて、40名の学生を支えてくださった教職員の皆さんに感謝を申し上げます。私はかつて東海大学を初めて訪れた際に、創立者である松前重義博士の残した『若き日に汝の希望を星につなげ』というすばらしい言葉に出会いました。皆さんにも天にも届くような高い理想や向上心を持ち続け、夜空に輝く星のごとく活躍してください」と語りました。

修了生たちは、「学業で多くのものを手にしたのはもちろん、多くの友人ができたことが何よりもうれしい。ここで過ごした日々は一生忘れられない」「たくさんの人に支えられてこの日を迎えられた。日本で学んだ経験を生かしてこれからも勉強していきたい」と話していました。

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