「2016年度コンプライアンス及び研究倫理教育講習会」を実施しました

湘南キャンパスで7月21日に、「2016年度コンプライアンス及び研究倫理教育講習会」を実施しました。本学では、2014年度からコンプライアンスについて学ぶ講習会を、15年度から研究倫理教育講習会をそれぞれ開催。教員と研究支援に携わる職員に受講を義務づけています。また今年度は、大学院生向けに日本語と英語併記のテキストを作成するなど、公正な研究を行う上で欠かせないコンプライアンスと研究倫理意識の向上に取り組んでいます。今回の講習会は、新たに研究支援部門に着任した職員や新任教員らを対象としたもので、本学の各キャンパスと短期大学部、福岡短期大学にも配信しました。

講習では、公認会計士の吉川高史氏(新日本有限責任監査法人)が、「研究者が知っておかなければならないコンプライアンス~転ばぬ先の知識と意識」と題し、公的研究費の不正利用を防ぐ文部科学省のガイドラインが制定され、変更されてきた歴史や近年の不正利用の事例と対応について実例をもとにしながら説明。その上で、「不適切な支出」や「ねつ造」、「盗用」など現在のガイドラインで定められている不正行為の定義を解説し、「研究費も研究成果も適正であることを示す根拠を残すことが大切です。不正への厳罰化の傾向も強まっており、ガイドラインをしっかり理解して研究に取り組むことを常に忘れないでください」とアドバイスしました。

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