イノベーション・ジャパン2016に出展しました

産官学連携センターでは8月25日と26日に、東京ビッグサイトで開催された「イノベーション・ジャパン2016」(主催:(国研)科学技術振興機構、(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構)に出展しました。このイベントは、大学と企業(産業界)のマッチング推進を目的として開催されており、今回は全国の研究機関から約540件の研究成果が出展。本学からは、福田紘大准教授(工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻)と濱本和彦教授(情報通信学部情報メディア学科)が出展しました。

福田准教授は、「流体シミュレーションによる製品形状の最適化および高性能化」をテーマに出展。26日には、ショートプレゼンテーションも実施しました。福田准教授は構造体の流れ現象の把握や流れの制御などについて、流体シミュレーション技術や風洞試験による空力特性の把握等を紹介。本学チャレンジセンターの「ソーラーカーチーム」のマシン開発やソーラーパネル冷却装置(ウィング)の開発などでの研究成果も紹介しながら、この技術が製品開発期間の短縮やコストの削減につながると説明しました。

また、濱本教授は、「歯牙状態診断支援システムに関する研究」と題してブースを展示。現在歯科医で広く用いられているレントゲン画像に画像処理を加え、虫歯(う蝕)が進んでいたり、欠けたりしている場所をわかりやすく表示できるようにした技術を紹介。この技術を導入することで、医師がレントゲン画像からでは判別しにくい歯牙状態を確認できるほか、患者に歯牙の状態を解説しやすくなるといった効果が期待できると説明しました。

両ブースには両日とも多くの研究者や企業の担当者が訪れ、技術相談や連携の可能性などについて熱心に意見を交換していました。

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