アメリカンフットボール部が大相撲の武蔵川部屋で稽古を見学しました

湘南キャンパスで活動するアメリカンフットボール部の選手たちが8月31日、第67代横綱武蔵丸光洋が師匠を務める武蔵川部屋で稽古を見学しました。同部の卒業生が元大関でタレントの小錦八十吉さんのマネージャーを務めていた縁から、8月26日に大相撲平塚巡業の朝稽古見学に参加。小錦さんのご厚意により、同じハワイ州出身である武蔵川親方の武蔵川部屋見学が実現しました。若手力士たちの練習を見学することで、選手たちに勝負の世界の厳しさや礼儀、感謝の気持ちなどを学んでもらうことを目的としています。

同部は部員90名を越す大所帯ですが、今回の見学会にはオフェンス(攻撃)の最前線で体を張るポジションであるオフェンスライン(OL)を中心とする9選手が参加しました。池田智也選手(法学部2年次生)は、「アメフトと相撲は遠い競技のように思っていたのですが、足と肩と頭の3点で相手にぶつかるところが似ていて、参考になりました。小錦さんからは”足の踏み込みが重要”といったアドバイスもうかがえて、とても貴重な経験になりました」と振り返ります。また、選手兼主務の木村綾選手(文学部4年次生)は、「自分たちより若い力士の意識の高さにも学ぶことがありました。彼らにとって相撲は仕事なので、自分のためだけではなく家族のためにも、誇りを持って稽古に臨んでいました。私たちも、大学で学びながらアメフトができる環境と、支えていただいている方々への感謝の気持ちを忘れないよう意識していきたいと思いました」と話します。

同部では、関東大学リーグ戦1部復帰へ向け、今年から新たに『5カ年計画』を掲げ、練習や選手の意識などさまざまな面で改革に取り組んでいます。中須賀監督は、「相撲界の礼儀を実際に肌で感じることで、言葉だけでは伝わらない部分を理解してくれたようです。その意識はチームにも広がり、練習に対する姿勢も変わってきました。小錦さんからは、”1度きりではなく、こういった取り組みをぜひ続けてみては”と助言をいただきました。ぜひ、長期的なチームの育成に生かしていきたい」と期待を語っています。

同部が所属する関東学生連盟2部リーグAブロックは9月10日に開幕。同部は11日に調布市・アミノバイタルフィールドで防衛大学と初戦を戦い、34-20で勝利。目標に向けて好スタートを切っています。

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