特定プログラム日本語教育学の修了ゼミを実施しました

国際教育センター留学生支援教育部門では9月5日から9日まで韓国・漢陽大学で、「日本語教育学特定プログラム」の修了ゼミを実施しました。本プログラムは、50年以上にわたって留学生に対する日本語教育を実施してきた本学のノウハウを生かし、日本語教師を目指す日本人学生のために開講しているもので、修了生の多くが国内外の教育現場で活躍するなど大きな成果を挙げています。修了ゼミは、自分が外国人になった立場で海外の日本語教育の現場を経験してもらおうと本学の協定校である漢陽大学の協力を得て2011年から実施しており、今回は17名が参加しました。

学生たちは、漢陽大学国際文化学部日本言語・文化学科で開講されている日本語の授業を見学し、授業の特徴や気になったポイントを講義ごとにメモ。1日の最後にはそれまでの内容を振り返り、文化的な側面を含めて学んだことや考えたことをまとめたレポートを作成しました。また7日には、近隣にある聾安高校で開講されている日本語の授業見学と幸福礼節館での文化体験も実施。韓国の伝統行事である「秋夕」で食べるお餅づくりと民族衣装の着付け体験も行いました。

学生たちは、「海外の日本語教育の現場をたくさん見る中で、まだまだ勉強が足りないと思うとともに、私自身も第2外国語をきちんと勉強しようと考えるようになりました。帰国後、今回の経験を振り返りながら、自分の将来像ややりたいことについて考えたいと思います。今回の研修は、人生の大きな糧になりました」と話していました。

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