山田学長が「地方創生フォーラム 大学編」で講演しました

11月2日に東京・大手町の日経ホールで開催された「地方創生フォーラム 大学編 地方創生に果たす大学の役割」(主催=日本経済新聞社)で、山田清志学長が講演しました。同フォーラムは、地域や地元産業との連携、人材の育成といった大学の取り組みを通して、地方創生を実現するための課題やそれを解決するためのヒントを探るために開催されたものです。当日は、文部科学省の松尾泰樹大臣官房審議官(高等教育局担当)による基調講演や関東近県にある大学の学長らの講演、パネルディスカッションが行われ、山本幸三地方創生担当大臣をはじめ、教育関係者や金融機関の担当者ら多数が参加しました。

講演では、本学をはじめ関東学院大学、大正大学、東京農業大学、亜細亜大学、山形大学の代表者から、各大学の地域連携や地方創生に関する取り組みについて語りました。山田学長は、「地域の復興のために地域と大学ができること~地域連携活動による人材の育成~」をテーマに講演。学生が自ら企画したプロジェクトを実行することで社会人として求められる力を体得する「チャレンジセンター」の活動の成果や、文部科学省の平成25年度「地(知)の拠点整備事業」の採択を受けて実施している「To-Collaboプログラムによる全国連動型地域連携の提案」の多彩な取り組みを紹介しました。また、湘南キャンパスと、周辺の平塚市、秦野市、伊勢原市、大磯町との関係を「ユニバーシティーとユナイテッドシティー」と位置付け、「大学の役割は地域同士を結びつける触媒である」との持論を展開。さらに、熊本地震で被災した阿蘇キャンパスの農学部が実施していた「モニター農家制度」「チャレンジセンター・援農コミュニティープロジェクト」といった地域との連携活動が、被災後の農業従事者と農学部の実習の双方を支えている状況を報告しました。

また山田学長は、「産官学連携によって実現する地方創生~大学の役割と今後の課題~」と題して行われたパネルディスカッションにも登壇。「地方創生を推進するためには、地方に根付き、その地域の発展に寄与する人材を育成すると同時に、彼らが活躍できる就労の場を整えることも必要」と訴えました。また、「大学の使命は、あくまでも研究と教育です。まずは、この2本の柱をしっかりと実践しなければなりません。その上で企業や行政機関と連携し、地域の活性化や人材の育成を図っていくべきであると考えています」と語りました。

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