札幌キャンパスでTo-Collaboプログラム報告会を開催しました

東海大学では11月5日に札幌キャンパスで、2016年度東海大学To-Collaboプログラム報告会を開催しました。本学が採択を受けている文部科学省の平成25年度「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」に基づいて取り組んでいる全国連動型地域連携活動「To-Collaboプログラム」の進捗状況を、市民の皆さまや行政関係者、本学学生、教職員らに広く周知するとともに今後の発展につなげることを目的としています。毎年1回、全国に広がるキャンパスを巡回して実施しており、4回目の開催となった今回は、札幌キャンパス内にある付属札幌高校の講堂やエントランスホールを会場に、他大学や高校、地域住民、学内関係者含め165名が参加しました。

梶井龍太郎副学長のあいさつ、To-Collabo推進室の池村明生室長によるTo-Collaboプログラム概要の紹介に続いて、第1部として基調対談「地域の再発見と活性化」を実施。札幌市の秋元克広市長と本学の山田清志学長が、双方の立場から市と大学に期待することや連携のあり方などについて語り合いました。「To-Collaboプログラムは来年度で採択期間を終えますが、これまでつくり上げてきた事業であり、今後も継続していきたい」と話した山田学長に対し、秋元市長は、「連携を長く続けていくためには、双方の期待をマッチングしていかなくてはなりません。課題は時代に沿って次々と出てきますが、大学と地域がWIN-WINの関係を築いていければ」と語りました。またパネルディスカッション「地域との対話・連携から価値を創造する」では、札幌市南区の高野馨区長をはじめ本学と札幌高の教員と学生計6名が登壇。札幌軟石を活用した商品開発や、高大連携による地域活性化の取り組み、学生のボランティア活動などについて事例を報告したほか、会場からの質疑応答では学生への期待や地域の要望などが語られました。

第2部では、To-Collaboプログラムの大学推進プロジェクト(4計画8事業)についてそれぞれ担当教員が発表。今年度中に実施したイベントや今後の計画、成果や課題などを紹介しました。第3部ではロビーに会場を移し、大学推進プロジェクトと地域志向教育研究経費採択課題について紹介するポスターセッションを行いました。なお、本報告会では、札幌キャンパスで活動するチャレンジセンター・札幌ボランティアプロジェクトのメンバーが運営に参加。総合司会を生物学部2年次生の道下祥伍さんが務めたほか、参加者の誘導や会場設営など多岐にわたって会の進行を支えました。パネルディスカッションにも登壇した同プロジェクト学生リーダーの佐野加奈子さん(生物学部生物学科3年次生)は、「先生方や地域の皆さんのお話を聞くことで、私たち学生が地域と密着して活動していくための参考になりました。発表ではとても緊張しましたが、質疑応答などを通して、自分たちの活動をアピールする大切さにも気づかされました。この経験を生かして今後も活動の充実に向けて取り組んでいきます」と話していました。

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