付属仰星高校の生徒を対象にしたキャンパス見学会を実施しました

一貫教育センターでは11月10日に湘南キャンパスで、付属仰星高校の1年生を対象にした「湘南キャンパス見学会」を実施しました。同校の「現代文明論研修の旅」の中でのプログラムであり、370名が参加しました。

開催にあたっては、大学を代表して吉川直人副学長があいさつ。本学は学園の創立者・松前重義博士が、「世界平和に貢献できる人を育てる」ことを目的に掲げたことを紹介しつつ、「正しいことと間違っていることを自分で見極める力を身につけてください。そのためには、できる限りの知識を身につけ、日々考え続けることが大切です」とアドバイスを送りました。その上で、「東海大学には、皆さんの夢を実現できる環境が整っています。キャンパスをじっくり見て、そのことを感じてほしい」と語りました。

続く「特別講義1」では、スポーツ医科学研究所の有賀誠司教授が、「スポーツ科学で現場に貢献!-トップアスリートの競技力向上から一般人の健康づくりまで-」と題して講義。スポーツ医科学研究所と、アスリートをサポートする技術を学ぶことを目指して活動している「東海大学スポーツサポートシステム」の活動を紹介し、トップアスリートは多くの専門家による科学的サポートによって力を発揮できていることを説明し、「少子高齢化や所得が低い人の方が不健康になりやすい『健康格差』が社会的な問題になりつつある今、栄養や運動、メンタルヘルスなどについて全般的な知識と技能を持った人材が必要になる」と語りました。

その後生徒たちは、7コース用意された中から、希望した授業を受ける「特別講義2」の会場に移動。各講座の中では、文学部長で歴史学科考古学専攻所属の北條芳隆教授が、奈良県田原本町にある唐古・鍵遺跡を題材に遺跡の立地が持つ意味について、最新の研究をもとに遺跡の発掘調査や太陽の運行、GPSを用いたフィールドワークの成果を盛り込みながら解説しました。また教養学部芸術学科デザイン学課程の富田誠講師は、「ビジュアルコミュニケーションとは」と題して講義。国の諮問会議の内容をビジュアル化してわかりやすく表現するなど、富田講師の研究室の活動を紹介したのち、実際に行われた講演の内容をビジュアルでまとめるワークショップを実施しました。

参加者からは、「高校の授業と違って自分なりに考えながら学ぶことが必要なのだと感じました」、「ワークショップでは最初にアイデアを出すのに苦労しましたが、まとめる作業はとても楽しかった。将来大学に通うのが楽しみになりました」といった感想が聞かれました。

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