書道研究会が建学祭で最優秀賞を受賞しました

湘南キャンパス文化部連合会の書道研究会が、11月1日から3日まで本キャンパスで開催された建学祭で最優秀賞を受賞しました。同部は、書道好きのメンバーが集まり毎週金曜日に定例会を開いているほか、年に3回展示会を開いています。

建学祭にも毎年参加しており、今年は作品展と書道パフォーマンスを披露しました。作品展では、パネルにオレンジや黄土色、黄色の布を張り、落ち葉などをあしらって「芸術の秋」を表現し、そこに学生たちが思い思いに制作した書を展示しました。会場には、通常は材料としては使われないニワトリやイノシシの毛で作った筆を用意して、来場者に普段とは違う感覚を楽しんでもらったほか、子どもたちの服が汚れないようにと水をつけた筆で描くと文字が浮かび上がる「水かきシート」も用意。来場者に自由に書道に親しんでもらいました。

一方、2日と3日に1号館前で行った書道パフォーマンスでは、縦2m×横6mの板に、アンジェラ・アキ「手紙」や嵐の「ハピネス」など5曲を流し、即興で楽曲の歌詞の中から印象的な1フレーズを抜き出して書いていきました。来場者が最も多かった3日には、100名をこえる市民らが学生たちのパフォーマンスに大きな拍手を送っていました。

部長の畑裕美さん(文学部日本文学科3年次生)は、「最優秀賞を取れたのは、サークルの仲間や先輩たちが支えてくれたおかげだと思っています。体験コーナーに来ていただいた方から“久しぶりに筆を触ってとても楽しかった”といった感想をもらったり、パフォーマンスを見学した人から“泣きそうになりました”という声をちょうだいしたりと、とても励みになりました。書道には、練習を重ねるとそれまで書けなかった書体がかけるようになったり、手本を見ながらそれを写す臨書だと書体が生まれた背景を勉強できたり、筆を使って自分の思いを表現できるといった多彩な魅力があります。今後もそうした魅力を多くの人に知ってもらう活動を続けて行きたいと考えています」と話しています。

なお同研究会では1月11日から13日まで、小田急線・東海大学前駅南口の東海大学サテライトオフィスでも展示会を開催しました。学生たちは、「私たちが丹精こめて書き上げた作品を、多くの人に見ていただけました」と話していました。

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