付属熊本星翔高校の2年生が湘南キャンパスを見学しました

12月5、6日の両日、付属熊本星翔高校の2年生519名が湘南キャンパスを見学しました。これは、大学の雰囲気を感じてもらい、学習意欲の向上や進路選択に役立ててもらうことを目的に一貫教育センターが学園の付属校生を対象にして見学会として開いているものです。今回は、同高の修学旅行の一環として実施しました。

5日は277名、6日は242名の生徒が訪れ、2号館での全体会に続き、8班に分かれて本キャンパスで学ぶ同高の卒業生の引率で、高度物性評価施設やものつくり館、体育館・武道館、3号館地下施設と図書館などを見て回りました。ものつくり館では、チャレンジセンターの「ライトパワープロジェクト」ソーラーカーチーム、同人力飛行機チームと、「Tokai Formula Club」の学生が活動内容を紹介。実際の機体を間近で見た生徒からは歓声が上がりました。また、人力飛行機チームは、今年11月に挑戦した「エボルタチャレンジ2016」の取り組みについて説明。この活動を紹介するパナソニック株式会社のCM映像をタブレット端末で披露しました。

キャンパス散策を終えた後は、2号館教室で特別講座「夢を追い続けて~過去・現在・未来~」を聴講しました。5日は教養学部人間環境学科社会環境課程の隈本純准教授、6日は教養学部人間環境学科自然環境課程の藤吉正明准教授が講演。隈本純教授はアメリカで1年間を過ごした高校時代を紹介したほか、ゼミ生と共有している“日本を変える”という壮大な夢などを語りました。最後には、「トモダチ」「イバショ」「アナログ」「カンシャ」というキーワードを使い、「たくさんの友達を作ろう、自分の好きな場所を見つけよう、人と人との積極的なコミュニケーションを大切にしよう、すべての人に感謝の心を持ちましょう」とメッセージを送りました。藤吉准教授は、夢を持つことがなぜ大切なのかを、自身の歩んできた人生の紹介をもとに解説。「昔から草木の世話が好きで、将来は学芸員や研究者という形で植物関係の仕事につきたいと考えていました。高校卒業後、阿蘇キャンパスの農学部に進学し、4年では勉強が足りないと気付き他大学の大学院に進み、2002年に東海大学の教員になりました。研究者になるという夢はかないましたが、今は“日本の素晴らしい自然や植物を守る”という新しい夢があります。夢がある人は、それをかなえるために目標を立てます。人は目標がないと前に進むことができません。夢を持って前に進むことが心の成長につながるので、夢を持って生涯走り続けられる人になってください」と語りかけました。

続いて、星翔高卒業生の西崎加奈さん(文学部英語文化コミュニケーション学科2年次生)が登壇し、後輩に向けて大学生活についてのトークを繰り広げました。西崎さんは、「高校時代にお世話になった英語の先生に憧れて、英語を教える仕事に興味を持って学部を選びました。教員免許の取得に必要な授業はとても大変で、何度もくじけそうになったことがありますが、東海大学にはサポートしてくださる先生方がたくさんいるので、今も努力し続けています。皆さんも夢を持ってください」と生徒たちにエールを送りました。

参加した生徒は、「先輩から大学生活の話をたくさん聞くことができ、進学した後のことを想像することができました。東海大学は施設が充実していて、どんな夢を持っていてもサポートしてもらえる環境があると感じました」と話していました。

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